どうするのがいいか。やはり、ある程度先を読んで狙うこと。この辺で何か起きそう、ってあたりにピントを合わせてタイミングを待ってシャッターを切る、という感じ。選手が前後に大きく動いているときはピント位置もずれるから難しいが、左右への動きがメインなら、そうそうピントはずれないもの。あらかじめ合わせておいて、選手の動きを追いかけながら撮るとこんな写真も撮れる。
手前にあるゴールではなく、後ろの選手にピントがあってるのがポイント。これは残念ながらゴールにならなかったけど、ゴール前の攻防は迫力があっていい。
スポーツを撮るとなると、どうしても望遠に強いデジカメが必要、と思われがちだが、体育館レベルだとヘタに高倍率だともてあましちゃう。
うまくすればこんな迫力のあるカットも撮れるが、近い距離ならあまり望遠にしなくてもいい。
トリミングには大きなメリットがひとつある。ある程度広い範囲を撮った上で、好きなところだけ切り取れるので、その分失敗が減るのだ。画面いっぱいに撮ろうと思うと、相手は動いているものだから、肝心なところが画面からはみ出しがちなのだ。ぴしっとちょうどいいところだけをおさめるのはとても難しい。
よって、無理にアップで撮ろうと思わず、余裕を見て撮るのが失敗しないコツ。ただ、無理をしてうまくいったときの気持ちよさは格別なので、どちらを狙うかはその人次第だが。
もうひとつ、室内のスポーツなんて撮影に失敗して当然、というくらいの気持ちで無駄なシャッターをたくさん押すことが大事。観戦より撮影がメイン、というくらい気合を入れないと難しいだろう。
なお、この試合はラッキーともいえるシュートでリードしたMAG'S FUTSAL CLUB(大阪府)に対し、FIRE FOX(東京都)がやや焦りを見せ、終盤、GK(ゴレイロ)なしの超攻撃的布陣でギャンブルに出たところを、カウンターを決められ、大量点差がついてしまった。フットサルはおそろしい。
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