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第111回 食べ物とブログの関係今日から始めるデジカメ撮影術(3/4 ページ)

» 2009年01月15日 08時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

デジカメで撮る

 その場でアップしないなら、コンパクトデジカメでもうちょっと真面目に撮るべし。やっぱ写りが違うから。

 では撮ってみよう。

まずは普通に中央にお皿を置いて1枚

 普通の写真である。ちゃんとピントも合ってるし、どんな料理かも分かる。では次の1枚。

同じなんだけど、ちょっと近寄ってみた

 1枚目だと器とサラダの主役度が同じくらいだけど、こうしてぐっと寄ってみると料理の主役度が増す。これが大事なところ。真ん中に寄っちゃうと器が見えなくなって、どんな感じで盛ってあるのか分分からなくなるけど、ちょっと中心をずらしたことで、料理を主役にしながら雰囲気も分かる。

 でも白いはずの器が白くない。照明の色がかぶってしまってるのだ。そこで、ホワイトバランスを白いお皿に合わせて撮り直したのがこちら。


 ちなみに、器もポテトサラダも明るい色なので、+0.7の露出補正をかけて撮ってある。料理は明るめに撮るべし。結構暗い店内でもちょっと工夫をすれば、特別な機材も照明もなしで結構撮れるのだ。

 お店の照明って店によって全然違ってるし、異なった照明が複雑に絡み合ったりしてて、ブログ用にさくっと撮りたいってときはなかなか大変。


 これもよく見ると色があまりおいしそうじゃない。ごはんが白くない。そんなときはその場で白いナプキンかなにかでさっとホワイトバランスをカスタム設定しちゃうべし。


 すごく暗くて雰囲気のあるお店でもこの技は使える。そんなとこでフラッシュをたくのは御法度。そっと撮るべし。

色は合ってないし(店内が暗いのでしょうがない)、手ブレしてる(写真=左)。ホワイトバランスとシャッタースピードを変更(写真=右)

 しかし普通に撮ったら色は合ってないし、手ブレしてる。そこで白いお皿にホワイトバランスを合わせて、シャッタースピード1/2秒で4枚ほど撮影。あとから比較的ブレてないものを選んでみた。

 ブログに上げるなら、そんなに画像サイズはでかくなくていい=多少の手ブレは目立たない、ってことで無理はしないのが吉。

 もうひとつ、明るく撮れないときは、あとでパソコン上で明るくしちゃうのも手。

オートで撮影(写真=左)。ホワイトバランスを補正して撮影(写真=中)。現地でこれ以上明るく撮ると手ブレしちゃうので、パソコン上で明るさを補正(写真=右)。

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