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» 2009年08月27日 12時11分 UPDATE

今日から始めるデジカメ撮影術:第119回 自然と露出とシャッタースピードの関係 (1/4)

暑い夏も、もうじき終わり。さあ、カメラを持って、ちょっと足を伸ばして、自然を満喫しに出かけよう。

[荻窪圭,ITmedia]

 さあ、カメラを持って、自然を満喫しよう、という話。都会に住んでる人は、ちょっと足を伸ばして、そうじゃない人は近所の里山や丘陵で、そんなライトな感じで。

 カメラはデジタル一眼レフを。ヘビーなハイキングなら、ちょっとハイエンドの、防じん防滴処理がなされた頑丈ななデジ一眼がおすすめだが、そうなるとさすがに重くてデカくなるので、もうちょっとライトな感じで準備。

 カメラバッグは歩くときに両手が自由になるリュックタイプがいい。できるだけ身体にぴったりくるタイプ。胸と腰の両方にベルトがついてて前がちゃんと閉められるものがいい。疲れ方が全然違う。

自然の中では露出とホワイトバランスに注意

 うっそうとした森や林に入ったら、手ブレと露出、それとホワイトバランスに注意である。無数の枝葉が日差しを遮る森林は意外に暗い。不用意に撮るとシャッタースピードが遅くて手ブレしやすい。シャッタースピードを見つつ、やや感度を高めにしておくのが賢明だ。

 続いてホワイトバランスである。昼間だからAWB(オートホワイトバランス)にしておけばいいや、と思ってると、妙に青く乾いた感じの写真になりがち。緑の中というのはAWBがうまく働きにくい、あるいは、AWBの示す色は正しいのかもしれないけど、期待する色じゃないことが多い。

 かといって、木陰だから「日陰」にセットすればいいかというと、そうすると今度は赤っぽくなりすぎる。おすすめは普通に「太陽光」(晴天)に固定。

hi_DSC_5270-auto.jpghi_DSC_5270-hikage.jpghi_DSC_5270-daylight.jpg 左から、AWB、晴天日陰、太陽光

 全然違うのが分かると思う。ある意味、「困ったら晴天」である。

 続いては露出。森林の中は暗いので、カメラとしては明るめに撮りたくなる。そうすると、全体に明るくなり過ぎて露出オーバー気味の絵になりやすい。

hi_DSC_5850.jpghi_DSC_5851.jpg 露出補正なし(写真=左)、露出補正-1(写真=右)

 森の中に限らず、うっそうとした感じを出したいとき、色を濃いめに出したいときは、ちょっとマイナス気味で撮るのがおすすめ。青空のときもそう。構図やカメラにもよるが、風景を撮るときはマイナスの補正を常に意識するといい。

hi_DSC_4268.jpghi_DSC_4284.jpg 露出補正なし(写真=左)、露出補正-0.7(写真=右)
hi_DSC_0819.jpghi_DSC_0820.jpg 露出補正-0.3(写真=左)、露出補正-1(写真=右)

 あとは自由に撮るわけだが、自然を撮るときは絞り優先AEにし、絞り値はF8を基準に、F5.6〜F11の間で、その場に応じて臨機応変に。

 デジタル一眼レフのレンズは開放よりちょっと絞ったくらいの方が描写力が増す。かといって、APS-Cサイズやフォーサーズといったサイズの撮像素子のデジタルカメラではF16以上に絞ると逆にディテールの描写力が落ちてくる。明るい場所でくっきり撮りたいならF8前後がおすすめだ。暗い場所ならもうちょっと開いて。その辺はシャッタースピードやISO感度との兼ね合いで決めて行くべし。

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