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14.3倍ズームの「スーパーCCDハニカムEXR」搭載機 「FinePix S200EXR」

» 2009年08月28日 21時05分 公開
[ITmedia]
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 富士フイルムは超高倍率レンズを搭載したデジタルカメラ「FinePix S200EXR」を9月5日より販売開始する。価格はオープンで、実売想定価格は6万円前後。

photo 「FinePix S200EXR」

 「FinePix S100FS」の後継となるレンズ一体型製品で、同社独自の撮像素子「スーパーCCDハニカムEXR」を搭載した製品としては、「FinePix F200EXR」「FinePix F70EXR」に次ぐ第3弾となる。撮像素子そのもののサイズも既存2製品よりやや大きな1/1.6型で(画素数は同じく1200万画素)、これに光学14.3倍ズームレンズを搭載する。

 ボディデザインは「FinePix S100FS」とほぼ変わらずレンズ倍率も同一だが、撮像素子が変更されたことにより焦点距離は35ミリ換算28〜400ミリから、35ミリ換算30.5〜436ミリとやや望遠側にシフトした。背面のバリアングル液晶は廃止されたが、液晶サイズは2.5型から2.7型と大きくなった。

 スーパーCCDハニカムEXR搭載により「高感度・低ノイズ優先」「ダイナミックレンジ優先」「高解像度優先」と3つの撮像方式が利用でき、これとシーン認識技術と組み合わせた「EXR AUTO」モードならば被写体に応じた撮像方式と各種撮影設定が同時に行われ、簡単に、最適な画質で撮影できる。

 FinePix F70EXRに搭載された「ぼかしコントロール」「連写重ね撮り」も搭載。初心者でもこれらの機能を利用することで「背景のボケた写真」や「暗所でもノイズが少ない写真」を気軽に楽しめる。

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 「PROVIA」や「ASTIA」など同社フィルムの色合いを再現する「フィルムシミュレーション」機能を備えるほか、1回の撮影でフィルム/ダイナミックレンジ/AEの各設定が異なる3枚の写真を同時撮影できるマルチブラケティング機能も搭載する。ノイズリダクションの効果も3段階に調整できる。RAW撮影も可能だ。

 本体サイズは134.4(幅)×93.6(高さ)×145(奥行き)ミリ、820グラム(本体のみ)。

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