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ISO 102400対応、AF性能向上のプロ向け一眼「EOS-1D Mark IV」

» 2009年10月20日 17時33分 公開
[ITmedia]

 キヤノンはプロ向けデジタル一眼レフカメラ「EOS-1D Mark IV」を12月下旬より販売開始する。価格はオープン。

photophoto 「EOS-1D Mark IV」

 新開発の有効1610万画素CMOSセンサー(28.1×18.7ミリ/APS-Hサイズ)に、画像処理エンジン「DiGiC 4」を2つ備えるデュアルDiGiCを組み合わせたとで、常用ISO感度100〜12800を確保(感度拡張によってISO50〜102400まで設定可能)したほか、AFについてもF2.8対応のクロス測距センサーを39点に配置した総測距点数45点の新型AFセンサーと新アルゴリズム「AIサーボAF II」を採用することで、動体撮影時の安定性と応答性を両立させている。

 高速処理の可能なデュアルDiGiC4構成によって10コマ/秒の連写が可能となっており、JPEG/ラージならば約121枚までの連続撮影も行える。加えて、MPEG-4 AVC/H.264の動画撮影機能「EOSムービー」も搭載。解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)/HD(1280×720ピクセル)/SD(640×480ピクセル)の3種類が選択可能で、NTSC/PALもそれぞれ設定可能。フレームレートもNTSC/PALによって変更される。動画撮影については、絞り/シャッタースピード/ISO感度を自由に設定できるモードも用意した。

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 広範囲なISO感度設定を生かせる撮影機能として、ISO感度をカメラが自動設定する「ISOオート」も用意された。本機能の利用時には、ISO感度の上限と下限を任意の値に設定することも可能だ。また、被写体の明るさとコントラストを解析して補正する「オートライティングオプティマイザ」も備えた。

 ファインダーは視野率100%で、倍率は0.76倍。背面液晶は、液晶と保護カバーの間に特殊な樹脂を挟み込むことで反射を抑えた「クリアビュー液晶II」で、サイズは3.0型(約92万画素)。記録メディアはコンパクトフラッシュ(TypeI/II、UDMA対応)ならびにSD/SDHCメモリーカード。本体サイズは156(幅)×156.6(高さ)×79.9(奥行き)ミリ、約1180グラム。

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