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第122回 紅葉と色づきの関係今日から始めるデジカメ撮影術(2/4 ページ)

» 2009年11月20日 08時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

モミジの赤はいろいろっ

 遠くから見ると全体に赤くてきれいな紅葉だが、近くで葉っぱを見ると、実にその色合いはさまざま。同じ木でも場所によって葉の色が違う。

 イロハモミジの木にぐぐっと寄って、葉っぱのアップを撮ってみる。

緑の葉が赤く染まっていく途中のグラデーションがいい。だいだい色になる葉、赤くなる葉、それぞれなのだ
こちらはまた赤みが違う。木によって、葉によって微妙に赤さが違うのだ
このオオモミジは赤というより黄色に染まっている

 紅葉というと、もみじは赤、イチョウは黄色というイメージが強いが、よく見るともモミジの色は様々な顔を見せてくれる。気に入った赤さを探すのも紅葉狩りの楽しさである。

 撮り方でも色味は変化する。例えば順光と逆光。

表から
裏から
真裏から見上げて

 日の当たったモミジを裏側から逆光で撮ると、葉脈が透けて結構あでやかになる。この透ける感じがいい。下から青空をバックに見上げて撮ると、枝の陰影もしっかり出て秋の日差しを浴びてます風になる。

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