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» 2009年11月25日 14時00分 UPDATE

レビュー:オリンパス・ペン第2弾「E-P2」の進化ポイントは? (1/4)

オリンパスのマイクロフォーサーズ第2弾「E-P2」が登場した。今年下半期のヒット作「E-P1」からどう進化し、なにが変わったのか。改良点を中心にE-P2のレビューをお伝えしよう。

[永山昌克,ITmedia]

外付け電子ビューファインダーに対応

 今年7月に発売された「オリンパス・ペン E-P1」(レビュー)は、コンパクトなボディながらレンズ交換ができ、4/3型センサーによって一眼並みの高画質を実現したカメラとして、現在まで好調なセールスを記録中だ。クラシックカメラを思わせるデザインの魅力や、おしゃれなイメージを訴えるプロモーション戦略もヒットの要因だろう。

 そんな中、同社マイクロフォーサーズ機の第2弾「オリンパス・ペン E-P2」が12月から登場となった。ボディの基本デザインは前作を踏襲し、カラーリングが異なるほかは外見上の変更点はあまり多くない。背面上部に「アクセサリーポート」を新搭載したことで、天面のホットシュー部分がやや盛り上がったが、突起部をのぞく本体サイズは変わらず、約335グラムの本体重量も同じだ。

photo 「オリンパス・ペン E-P2」にパンケーキレンズを装着。カラーバリエーションはこのブラックに加え、シルバーが用意される

 さらにスペック表を見る限り、撮像センサーや画像エンジン、液晶モニター、ボディ内手ブレ補正、ダストリダクションなどの主要装備に違いは見られない。ISO6400の最高感度や秒間3コマの連写速度、HD対応の動画サイズなども継承し、内蔵ストロボ非搭載も変わらない。

 最も大きな変更点は、オプション発売の電子ビューファインダー「VF-2」を装着可能になったこと。これをボディ上部にセットすることで、液晶モニターが見えにくくなるシーンでの視認性を高められるほか、ボディをしっかりと支えて撮ることが可能になる。VF-2の液晶パネルは、約144万ドットで視野率100%に対応。表示の精細感は高く、電子ビューファインダーとしては良好な見やすさといえる。

 また同じくホットシューとアクセサリーポートには、オプションのマイクセット「SEMA-1」も装着できる。従来機は本体内蔵のステレオマイクのみの対応だったが、E-P2ではこのSEMA-1を利用することで動画の音声をよりクリアに録音可能になった。もちろんホットシューには、従来どおり外部ストロボを取り付けることもできる。

photophoto 電子ビューファインダー「VF-2」を装着。長めのレンズを使う際に、ホールドバランスを高められる(写真=左)、VF-2は、接眼部を上に90度チルトさせることで、ローポジション撮影にも役立つ(写真=右)

被写体を際立たせる新しい仕上がりモード

 機能面の大きな進化といえるのは、アートフィルターの種類が豊富になったことだ。アートフィルターとは、E-P1やフォーサーズ機の「E-30」「E-620」などで好評を得ている特殊効果モードである。E-P1のポップアート、ファンタジックフォーカス、デイドリーム、ライトトーン、ラフモノクローム、トイフォトの6種類に加え、E-P2では「ジオラマ」と「クロスプロセス」の2つを追加した。

 「ジオラマ」は画像の上下をぼかし、彩度とコントラストを高める効果だ。引き気味の構図でとらえた風景をオモチャのように見せる、最近流行の技巧的な写真を押すだけで擬似的に表現できるほか、ボケを生かしたイメージカット用にも役立つだろう。いっぽう「クロスプロセス」は、ハイコントラストで緑を強調した仕上がりとなり、フィルム現像時に行う特殊処理の雰囲気を演出できる。

photo 新アートフィルター「ジオラマ」で撮影
photo 新アートフィルター「クロスプロセス」で撮影

 これらのアートフィルターは、現実の“再現”ではなく“表現”としての写真撮影を狙った機能であり、誰でも簡単に味わい深い写真が撮りやすい。多用すると飽きるのも早いが、ここぞというシーンでの小ワザとして活用するといい。

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