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オリンパス・ペン第2弾「E-P2」の進化ポイントは?レビュー(2/4 ページ)

» 2009年11月25日 14時00分 公開
[永山昌克,ITmedia]
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 個人的に新アートフィルター以上に注目したいのは、画質の傾向を調整する仕上がりモードの強化だ。従来は、鮮やかな色彩の「VIVID」、ノーマルな仕上がりの「NATURAL」、落ち着いた印象の「FLAT」、肌色を美しくする「PORTRAIT」、白黒になる「モノトーン」、およびユーザー調整可能な「カスタム」の6モード対応だったが、E-P2では新たに「i-FINISH」を追加。デフォルト設定ではi-FINISHが選択されている。

 同社の説明では、i-FINISHは「被写体をカメラが自動的に判断・分析し、最適な色やコントラストを再現することで、被写体が際立ったクリアで臨場感あふれる」画質を得られるという。いくつかのシーンで実際にi-FINISHを試すと、コントラストと彩度が高まり、特にハイライト部や明るめの色が際立つ印象を受けた。

 i-FINISHでは、シーンによってはハイライトの一部が白とびすることがあるが、階調のつながりが滑らかなので不自然さはない。いわゆる記憶色に近いが、一律に鮮やかさを高めた従来のVIVIDとは異なり、ツヤっぽくヌケのいい画が撮れる絶妙なチューニングだと思う。撮って出しのJPEG派にはうれしいモードだ。

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photophotophoto i-FINISH/VIVID/NATURAL/FLAT/PORTRAIT/モノトーンで撮影
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photophotophoto i-FINISH/VIVID/NATURAL/FLAT/PORTRAIT/モノトーンで撮影

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