GfK Japan調べによる、コンパクトデジカメ販売ランキングをまとめた。カシオ計算機「EX-H10」や富士フイルム「FINEPIX Z300」、パナソニック「DMC-FS7」といった製品がが新たにランクインしているが、以前からのランキング常連機種であり、メンツ的にさほど大きな変化とはいえない。
注目は「DMC-FX60」の首位奪取だ。昨年秋口からランキング首位はキヤノン「IXY DIGITAL 930 IS」が堅持しており、「ついにといった」感がある。ただ、DMC-FX60にしてもIXY DIGITAL 930 ISにしても昨年夏発表のモデルであり、そろそろ後継製品の登場が待たれる時期だ。
コンパクトデジタルカメラの市場では最近、実売2万円以下のシンプル&低価格なモデルと、高付加価値モデルの2極化が進みつつある。ソニーはサイバーショットシリーズにフルHD/AVCHD録画可能な「DSC-TX7」「DSC-HX5V」、カシオ計算機は時計ブランド「Gショック」のイメージ通りに防水・耐衝撃性能を備えた「EX-G1」とそれぞれの得意分野を生かした製品を投入してきた。
パナソニックとキヤノンはどのような“らしさ”を備えた製品を投入してくるのか、興味深いところだ。
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