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» 2010年04月26日 10時00分 UPDATE

ふぉとテツ 第2回:銚子電鉄訪問記 その2――動く電車と構図の悩ましい関係 (1/2)

さて、初心者が、初心者のために、初心者の気持ちになって一緒に考えながら上手な写真を目指す「ふぉとテツ」第2回です。第1回では駅や止まってる電車の写真を撮ることを中心に考えてみましたが、今度は動いている電車を撮ってみましょう。

[佐倉瑞歩,ITmedia]

 さて。EOS 7Dを持って「銚子電気鉄道」(以下、銚子電鉄)を撮る訪問記、調子に乗って第2回です。「撮り方が甘い!」「もう少しこのアングルで撮ったほうがいんじゃね?」「車両のデータがさっぱり分からねーじゃねーか」などなど、厳しいご意見もいただいておりますが、どんどんご意見をお聞かせください。わたしももっと、上手な写真が撮りたいと思っているんです。皆さんのご意見を糧に、皆さんと一緒に腕を上げていければと思っています。

撮り残したところはありませんか?

 前回(→ふぉとテツ 第1回:銚子電鉄訪問記 その1――撮りテツ初心者が気負わず写真を撮る方法)は一通り銚子電鉄を乗ったところで、めぼしい“撮りポイント”を選んで撮影してみました。ただし駅舎や待避線にいる車両など、動きがないのでどうもおもしろくないですね……。今回は走っている電車を撮ってみることにしましょう。

 最初に外川駅まで行ったとき、わたしが気になったポイントは2つありました。“同好の士”が降りた君ヶ浜駅、そして車両のすれ違い(列車交換)がある笠上黒生駅です。仲ノ町駅で撮った後、もう一度外川方面に乗り、まずは笠上黒生を目指すことにしました。

photo 笠上黒生駅。ここも味のある木造駅舎ですね

 銚子電鉄はローカル私鉄にしては結構本数が走っているとはいえ、降りてしまうと30分待ちは必須です。撮影に行ったのは1月下旬だったので、千葉といえどもまだまだ寒く。しかも風が強かったため、この待ち時間は結構きつかった……。まあ、それも含めて思い出でしょうか。

 さて、ようやく外川行きの下り列車がやってきました。ここは「バシャバシャバシャバシャ」っと、連写で決めてみましょう。とにかくシャッターを押していれば、どこかでいい写真が撮れているかもしれません。

 ただここで忘れてはいけないのは、「シャッタースピード優先(Tv)」にすること。第1回で「Pモード全開!」と言いましたが、Tvくらいは使ってみましょうか。銚子電鉄の車両はそんなに速度を出していませんので、1/500秒あれば十分でしょう。ただし曇っている場合は、このシャッタースピードだと露出がアンダーになって厳しい可能性もありますから、アラートが出ていたら少しスピードを下げてみるなど、工夫をしてみてください。

 本当はシャッターを押していた間の写真を全部掲載できればいいんでしょうけど……、そんなことはできないので、間引いて掲載します。

photophotophoto 連写で撮れば、1枚くらいいいのがある。左、顔に陰がある。右、気持ち出過ぎ。真ん中くらいがちょうどいいかなぁ

 どうでしょうか。列車という“動く被写体”を撮るときこそ、「数をこなす」ことが大事ですね。わたしも、どうしてもメモリの残量を気にしてしまって途中で止めてしまうことが多いんですが、いっぱい撮ったってそうそう満タンになることはないんですね。ここは思い切って押しっぱなしにしてみましょうよ。

 次に訪れたのは観音駅です。なぜここに来たかというと……、鯛焼きを売っているからですよ! これも名物の1つなので、是非食べておきたいところです。もちろん、おいしかったです。こうした楽しみも交えながら撮影しましょう。

photo おまけ。これはEOS 7Dと一緒に持って行ったリコーの「CX1」で撮影したものです。観音駅は塔が2つ並んでいる洋風な趣がある駅舎なので、天井が高いです。この感じをうまく出すには下からあおって撮りたいところです。こうしたときは、コンパクトデジカメなら楽に撮れます。EOS 7Dだったら「ライブビュー撮影機能」を使ってもいいかもしれませんが、重いし、三脚がないとちょっと厳しいかな。コンパクトデジカメを使った撮影についても、そのうちチャレンジしてみたいと思っています

 さて。鯛焼きで小腹を満たした後は、駅から出て隣の仲ノ町駅に向かって歩いてみることにしましょう。ちょうど線路沿いに道路もあったし、“沿線風”な写真が撮れるかもしれません。観音→仲ノ町は駅間600メートルとたいして距離がありませんので、十分歩けます。

 ところで沿線沿いの撮影ですが、撮影時にわたしが気をつけているのは、架線の電柱の場所。電車が走るためには欠かせないの架線、そして電柱ですが、撮影という観点では電車の顔にかかったりと、邪魔なことこの上ありません。ただし「電車を撮っている」という雰囲気を出すためには必要なアイテムでもあります。撮った写真のどの辺に電柱が写っていたらいいんでしょうかね。悩みどころです。

 そんなことを考えていると、来ました下りが。ひとまず真ん中に電柱をおいて、後は撮りながら考えてみましょうか。遠いところから何も考えず、連写モードでシャッターを切ってみましょう。この数十秒で50枚くらい切ることになるかもしれませんが、あとの写真整理が大変なだけで、たいしたことはありません。

photophoto ちょっと遠くから(写真=左)、この辺かなあ(写真=右)
photophoto ここではどうだ?(写真=左)、ちょっと行き過ぎたな。やっぱり手前のか?(写真=右)

 わたし的には3枚目の写真がお気に入りです。1枚目も捨てがたいですが、この辺は好みの問題ってことで。自分のお気に入り写真を探してみてください。

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