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» 2010年05月18日 07時00分 UPDATE

ふぉとテツ 第3回:春のわたらせ渓谷鐵道 その1――家族旅行とテツを両立させるには (1/2)

季節はずれになってしまいましたが、桜咲く時期にわたらせ渓谷鐵道へ乗りました。そこで、いかにもっともらしい理由で家族を連れ出し、テツな自分と家族が同時に楽しめるかを考えてみました。

[作倉瑞歩,ITmedia]

一度は撮ってみたい。「桜と鉄道」

 皆さんこんにちは。作倉瑞歩です。今年は3月末から4月にかけて寒い日が続いたので、桜の季節が長い年となりました。東京でも開花から満開まで2週間近くかかったりして。不意の豪雪に悩まされた方には申し訳ないのですが、こういう状況も“天からの贈り物”って感じで、いつまでも咲く桜を近くの公園で楽しむことができました。

 さて。今回のお題は群馬県の桐生から栃木県の間藤までを走る「わたらせ渓谷鐵道」(略称:わ鐵)でございます。最近はお菓子のCMにも出たりして、おじさんびっくりしましたよ! 神戸(ごうど)駅にあれだけの人が毎日集まったら……万々歳ですね!

photo 相老駅の跨線橋から。テツ的なうんちくを述べておくと、わたらせ渓谷鐵道は、もともとJR足尾線だった路線です。民営化された2年後に、いわゆる「第三セクター」となり、開業しました。前回の銚子電気鉄道とは異なり非電化路線で、ディーゼルカーが走っています

 ところでなぜここに行ったかというと「4月中旬になっても桜が残っていたから」。しかし、この記事が載る頃にはもう散っちゃってますね……。申し訳ないですが“来年の参考”ってことで読んでいただければありがたいです。ただし、桜じゃなくても「花と鉄道」ってのはよくあるテーマですので、この点から参考にしてみていただけるとありがたいです。

 ところでわたし個人的にはこのわたらせ渓谷鐵道、大好きでして。山、渓谷、渓流、そして渓流沿いに走る鉄道。季節によって桜、若葉、紅葉、と楽しめますし、木々が多い風景は“マイナスイオン”な感じで、乗っているだけでもいやされます。

 なので夏、冬と何回となく行っているんですが、なぜか桜の季節に行ったことがなかったんです。なぜかというと“年度末”ってやつと重なるんですよねー。“こんな時期に花見なんかやってられっか!”という感じで、わたしも今年は、忙しかったんですよ。3月末、それに4月頭も。しかし今年はこの気候のおかげで開花がずいぶんと後ろ倒しに。例年だとわたらせ渓谷鐵道のあたりが満開になるのは4月上旬なんですが、まだ花が残っているようなので、いっちょ行ってみましょう。

photo あとでご紹介しますが、花輪駅にて。さすがに満開は越えちゃってますが、まだまだきれいに咲いてくれていました 撮影データ:OLYMPUS PEN Lite E-PL1 レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 F4 9mm 1/500秒 ISO200

 さて。目的地は決まりましたが、お子さんがいる家庭ではなかなか難しいですね。遠くに行くの。何か理由を付けなければいけません。

 わたらせ渓谷鐵道の場合、家族を連れ出すポイントとして挙げられるのは、

  • この季節なら、もちろん目的である「桜」
  • 窓を取っ払ってあるので渓谷の景色を直に楽しめる「トロッコ列車『わたらせ渓谷号』
  • 水沼駅の「温泉」
  • 足尾銅山観光(ただし、子供のウケがいいかはかなり微妙)

 あたりでしょうか。いろいろと調べて、それなりの理由を考えてみましょう。

 そうそう。今回も途中下車あり、なので「1日フリーきっぷ」を買ったほうがいいです。普通に片道きっぷを買っても、足尾銅山観光ができる「通洞」まで、桐生からなら1020円、東武線と接続している相老なら960円かかります。つまりフリーきっぷの方が断然安いので、ぜひこちらで乗ることにしましょう。

 ちなみにフリーきっぷは、昔は相老や大間々といった主要駅でしか購入できませんでしたが、いまは車内に女性のアテンダントさんが乗っていて、買うことができます。平日も業務についているそうですが、週末ならほぼ確実に乗車しているかと思われるので、それほど悩むことなく乗っちゃってください。

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