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» 2010年07月01日 09時35分 UPDATE

デジカメ動画活用塾:オンラインで完結する動画編集ツール「YouTube Video Editor」を試す (1/2)

デジカメの動画対応で動画の「撮影」はより身近なものとなったが、「編集」についてはハードルが高いと感じる人も多いはず。そんな人におすすめなのが、オンラインで完結する動画編集ツール「YouTube Video Editor」だ。

[岡本紳吾,YAMAAN!]

 先日、YouTube上でビデオ編集ができるツール、動画エディタ(YouTube Video Editor)が公開された。自身のアカウントで公開している動画をトリミングしたりしてつなげ、あらかじめ用意されている音楽とミックスして新しい作品を作り上げることができるツールだ。完全にオンラインで完結する、動画エディタでのビデオ編集の方法を見ていく。

 まずは撮影してきたAVCHD形式のファイルを荒くつないで仲間と共有する、というシチュエーションで作業を行ってみた。YouTubeはAVCHD形式のファイルもそのまま扱えるので、変換という手間が省ける。なお、今回はパナソニックのビデオカメラ「HDC-TM700」にて1080/60pで撮影したデータを使用したが、YouTubeへアップロードできる動画データであれば、機材やデータ形式は不問だ。

まずは素材のアップロード

 素材となる動画はあらかじめYouTubeにアップロードしておく必要がある。

 筆者の場合、素材の動画は公開するつもりがなかったので、アップロード時に非公開の設定を済ませた。これで不意に編集前の素材を見られる心配はなくなる。

photo 素材を公開したくないならば「プライバシー」の「非公開」にチェックを入れて動画をアップロードしよう

動画エディタの使い方を知ろう

 アップロードが完了すれば、動画エディタのページへ移動する。

 動画エディタは、YouTubeのテスト用の機能をまとめた「TestTube」にあるので、通常の画面からは利用することができない。TestTubeには動画エディタのほかにもさまざまな新機能を試すことができるので、この機会にいろいろチェックしてみるといいだろう。

photo 「TestTube」では動画コメント検索やHTML5版などさまざまな開発中の機能を試すことができる

 動画エディタは、左側に自アカウントのライブラリが表示され、右側にプレビューウインドウ、下にはタイムラインが表示されている。一般的な動画編集ソフトのように、ライブラリから素材をタイムラインに並べてつなげていくスタイルだ。

photo 左側にはアップロード済み動画、右側にプレビューウインド、下にはタイムラインが表示される

 並んでいるサムネイルにマウスを持って行くと、再生ボタンが表示され、クリックすることで動画をプレビューすることができる。あらかじめ動画名をきちんとつけていればよかったのだが、ファイルをそのままアップロードしてしまったので、プレビューは内容を確認するのに重宝した。

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 使いたい素材が見つかったら、タイムラインへドラッグする。この段階では「どの部分を使うか」は気にしなくてよい。タイムラインに配置すると、マウスオーバー時のアイコンが再生ボタンから切り取りボタンに切り替わる。素材のトリミングはタイムラインに配置してから行うのだ。

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 注意したいのは、配置できる素材の数は全部で7個までということと、合計時間が10分までという2つ。複雑な編集や長編にはあまり適しているとは言えない。

 切り取りボタンをクリックすると、先ほどのプレビューとは違った画面で動画が再生される。iPhone 3GS以降をお持ちの方であれば見たことがあるようなインタフェースだ。

photo プレビューの下側に表示されているタイムライン両端のハンドルをドラッグして、必要な部分を切り出す。

 もし同じ素材から複数の部分を切り出したい場合は、1つめを切り出した後に再度同じ素材をタイムラインに配置し、トリミング操作を行うことになる。なお、ハンドルにある矢印ボタンをクリックすると、フレーム単位の移動ができるのであらかじめ編集された動画のような素材でも、必要な部分をきっちり切り取ることができるはずだ。左下の「Save」ボタンで変更を反映でき、再度同じ変更済みの素材の切り取りボタンをクリックすれば、トリミング範囲の調整ができる。

 早速、ライブラリから必要な素材を選んで並べてみた。合計時間が10分を超えているので、警告が表示されている。ここから切り取りをして、再生時間を削っていく作業に入る。

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 配置できる素材が7個までなので、いらない素材は思い切ってカットしてしまった方がいい。今回は40秒程度の素材を丸々カットして、そのかわりに後で続いていた3分ほどの素材を2分割して配置した。1素材あたりの尺は30秒ぐらいがテンポよく進むのではないかと思う。

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