今回のもう1つのテーマがHD動画である。
FとSHがフルHDサイズ(1920×1080ピクセル)、NがHDサイズ(1280×720ピクセル)の動画を撮ることが可能だ。3モデルともファイルは3gp形式で
動画の圧縮はH.264。音声はモノラル。
気になるフレームレートはFとSHが秒24コマ。Nは秒15コマだった。Nだけちょっと劣る。画像サイズよりフレームレートの違いは大きい。
NTTドコモのF-06Bの紹介サイト(外部リンク)では、フルHD動画の保存にはClass4以上のmicroSDカードを推奨している。確かにフルHD動画はデータ量が大きいので、microSDカードの速度は重要だが、microSDカードを買うときにClassまで気にしてる人ってどのくらいいるのだろうか。ともあれ、フルHD動画を撮ってみたい人は、これを機にClass4以上のものを1枚買うのがお勧めかも。
遠距離と近距離でそれぞれ動画を撮った。
Nの動きがカクカクなのはフレームレートが低いから。ただ、FもSHもHDビデオカメラ(1920×1080ピクセルで60iのもの)に比べるとかなりぎこちない。それでもがんばっているのはFの方かな。
SHの猫動画で猫の身体の右側に紫の筋が見えるのはCCDならではのスミアと呼ばれる現象。CCDを電子シャッターで使った際、強い光があると漏れた信号がこのように出てしまう。静止画の撮影時はメカシャッターで光の漏れを抑制しているので、スミアは発生しない。
なお、Nはハイスピード動画機能も持っている。高速で撮影し、通常速度で再生することで超スローモーション動画を撮る機能だ。
ノイズで乱れているのは暗い場所だから。晴天下だともっときれいに撮れるはず。
お次は室内の近距離で猫の動画を撮った。
夜の室内なので感度を上げて撮ることになり、ノイズが増えている。その中でも頑張っているのはF。SHは動画撮影中もしっかりAFが働いている点に注目したい。
なお、HD動画を撮るときは記録先がmicroSDになる。また、どのモデルもファイルサイズが大きくなり過ぎないよう連続撮影時間に制限(あるいはファイルサイズ制限)が設けられている。これは設定で増減したりなくしたりできるので、そこを最初にチェックすること。そうしないと、肝心なときに録画終了するはめになる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR