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カメラ任せで最適な写真――サイバーショット「DSC-TX9」レビュー(5/5 ページ)

» 2010年08月02日 08時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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 続いてプレミアムおまかせオートのみの作例を。

見ての通りクリームあんみつ。夏らしく。中望遠で。1/50秒 F4.5 ISO400
室内で猫。ISO800にしては毛のディテールも残っていて悪くない。1/25秒 F4.5 ISO800
マクロ機能はワイド端では約1cmまで寄れる。マクロ域まで自動的にピントが合うのがよい。これはミディトマト。2cmくらいの距離で撮影。1/13秒 F3.5 ISO400

 お次はオート以外の撮影機能。まずは背景ぼかし。

オート(写真=左)と背景ぼかし(写真=右)。両者を見比べてもらうと一目瞭然。背景が大きくぼけている。広角端で撮影。
オート(写真、左)と背景ぼかし(写真、右)。自然物ではどうか、と、花を撮ってみた。マクロではそもそもぼけやすいのだが、背景ぼかしをかけるとより大きくぼけているのが分かる。
お次は背景ぼかし猫。こういう処理で難しいのはエッジの検出と処理。耳の先としっぽの先があやしいが、思ったよりそれっぽく撮れた
プレミアムおまかせオート(写真=左)と人物ブレ軽減(写真=右)。人物ブレ軽減モードは人物に限った話ではなく、「感度を上げ、シャッタースピードを上げて連写し、合成することで感度を上げた分のノイズを減らす」という機能。シーンモードの中にある。プレミアムおまかせオートはISO500、人物ブレ軽減モードはISO3200と感度は非常に高いが、合成してノイズを減らしたおかげでISO3200とは思えないクオリティが得られてる。ただ、色がちょっとずれたのが残念
サイバーショットといえば「スイングパノラマ」。まずは普通に。シャッターを押してカメラを上手に回転させると自動的にパノラマ写真を撮れる。うまくいったときは快感。仕上がりもよい
2010年モデルからはスイングパノラマがよりインテリジェントになった。カメラを動かしながら高速連写して中央部分だけをつなぐのが「スイングパノラマ」の骨子だが、その構造上「動いているもの」があるとそこだけ破綻しやすい。が、インテリジェントになった分、徒歩やゆっくり走る自転車レベルならこのように破綻せずにきれいにつないでくれる。

 最後は動画。動画は「AVCHD」か「MP4」かどちらかを選べる。AVCHDを選んだときはフルHD(1980×1080/60i)で撮影できる。ビットレートは17Mbps。MP4を選んだときは1440×1080の動画を1920×1080に伸張して30pで録画する。ビットレートは12Mbps。ファイル管理・編集の手間を考えると、パソコンに吸い上げるならMP4がおすすめ。こちらもH.264での録画となる。なお、MP4で録画したファイルは静止画とは異なるフォルダに保存されるので注意。

 ではMP4で録画したHD動画をどうぞ。

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