GfK Japan調べによる、デジタルカメラの販売ランキングをまとめた。デジタル一眼のクラスではついにソニー「NEX-5」(ダブルレンズキット)が首位に。Amazon.co.jpでの販売価格は8万4600円(8月11日現在)とレンズ2本をセットしたいわゆるダブルレンズキットとしては比較的高価な部類にはいるが、ライバルの「EOS Kiss X4」「D5000」を抑えての1位となった。
そのほかの顔ぶれに大きな変化はないが、来月にはドイツで映像機器の世界有数規模の展示会「Photokina」が開催される。2年に一度開催されるこの展示会では、冬商戦をにらんだ新製品が多数展示されるのが通例になっており、過去にはオリンパス「E-400」(E-410のヨーロッパ仕様)やシグマ「DP1」、パナソニック「LUMIX DMC-G1」、キヤノン「EOS 5D Mark II」などが会場でお披露目されている。
今年登場が期待されるのは、発表から2年が経過したニコン「D90」の後継や、CP+で「2010年中に中級/メインストリームのクラスへ新製品を投入する」と明言された新型α(→「いつでもどこでも一眼高画質」、ソニーが語るネオ一眼)などだろうか。E-620やE-3以降新製品が発表されていないオリンパス製フォーサーズ機の動向も気になる。
発表されれば最大のトピックになりそうなのが、ニコンのミラーレス機だろう。同社の木村真琴社長が7月にブルームバーグの取材に対して、はやければ今期中に新コンセプトのデジタル一眼を投入するとコメントしており、お披露目のタイミングとしてPhotokinaは最適といえる。その新コンセプト機がミラーレスであるかは不明だが、デジタル一眼の動画対応強化や小型化は各社の課題であり、その解決の1つとしてミラーレスという選択がなされても不思議ではない。
Photokinaでは中〜上級クラスの製品が披露されることが多く、そうした製品が本ランキングへ影響を及ぼすこととはさほどないのだが、D90のロングヒットという例もある。各社新製品を期待して待ちたいところだ。
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