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» 2010年08月23日 13時26分 UPDATE

デジカメ動画活用塾:15分で理解するWindows Live ムービーメーカー、5つのTips

オマケの印象が強かったWindows OS付属の動画編集ソフトだが、最新版「Windows Live ムービーメーカー」はかなり使えるソフトになった。動画編集の基礎を体験するにも適している。

[岡本紳吾,YAMAAN!]

 古くからWindowsに慣れ親しんでいる方なら、Windwows ムービーメーカーという名前ぐらいは聞いたことがあるだろう。Windowsに付属する、または無料でダウンロードできるMicrosoft謹製の動画編集ソフトだ。

 かつてはいかにも「おまけ」と言った感じがぬぐえなかったのだが、昨年の8月にアップデートされ、最新版の「Windows Live ムービーメーカー」では簡単な編集機能やYouTubeへのアップロードなどの今風の機能が追加された。今回はそんなWindows Live ムービーメーカーによる、動画編集のポイントを見ていこう。

Windows 7 ならではのAVCHDネイティブサポート

 かつては何かと取り扱いに困っていたAVCHDのファイルも、Windows 7はOSレベルでサポートされており、Windows Live ムービーメーカーも同様にAVCHDに対応している。このため、中間ファイルを生成したりすることなく、動画の編集が行えるのだ。

photophoto AVCHDの.MTSファイルをそのままエクスプローラで確認して、ムービーメーカーのウインドウへドロップすれば、撮影時刻順にタイムラインに整列してくれる(写真=左)、この段階で一気にプレビューすることもできるし、このままYouTubeへ書き出しすることもできるのだが、今回は簡単に編集作業をすることにする(写真=右)

オートムービーで速攻編集

 ここではいつものように不要なカットを消していく。今回の素材は、春先に撮影したまだ雪が残っている丹沢での登山の様子である。いわゆる登山前と後のオフショットをまず削除した。

 ではオートムービーを実行してみよう。

photophoto 手軽に編集できる「オートムービー」

 「オートムービー」ボタンを押すと、確認のダイアログが表示される。OKを押して先に進む。音楽を追加するかどうか聞かれるので、追加したい音楽がある場合は「はい」を選択しよう。今回は音楽は入れないので先に進んだ。っと、ここでオートムービーの処理が終了してしまった。本当に手軽である。

photo オートムービーによって冒頭にタイトルが挿入され、各クリップがクロスフェードでつなげられている

 画面切り替え効果が不要な場合や、詳細に編集していきたい場合はオートムービーは使わない方がいいだろう。今回はオートムービーの作業結果をカスタマイズして編集していくことにする。

ダブルクリックでクリップの編集ができる

photo 画面左の「プレビューウインドウ」右下には常に全体の再生時間が表示されている

 YouTubeの時間制限が先日10分から15分へ拡大されたため、今回の尺は15分未満とする。プレビューウインドウには常に全体の再生時間が表示されているので、これを参考にしてクリップを消したり、トリミングしたりして時間を合わせていく。

 クリップをダブルクリックするか、編集したいクリップを選択した状態で編集タブを開くと、クリップを分割したり、トリミングすることができる。クリップの冒頭などにある不要な部分をここで削除したり、分割して間にタイトルを挟み込んだりできる。

豊富なエフェクト、タイトル類を使いこなす

 動画編集で忘れてはならないのがエフェクトだ。動画の調整だけではなく、雰囲気を強調したりするときにも使える。Windows Live ムービーメーカーでは、画面に効果を適用するほか、画面の切り替え効果(トランジション)やタイトルの表示にもエフェクトを設定できるようになっている。

photophoto エフェクトは豊富に用意されている

 タイトル類はタイトル、テロップ、クレジットの3つが用意されている。そのいずれも動画にテキストを挿入するものだが、タイトルはベタの背景に文字。テロップは動画にかぶせる文字。クレジットは映画のエンドクレジットのようなものだ。

 筆者の場合、動画の冒頭や場面が大きく変わるところでタイトルを使用し、説明が必要と感じる部分ではテロップを使用した。クレジットは今回使用していないが、たとえば出演してくれた人たちやコンテンツを提供してくれた人、視聴者への感謝の気持ちを伝えたい場合は、エンドクレジットとして挿入するといいだろう。

YouTubeへアップロード

 編集が一通り完了したら、通しで一度チェックしてみよう。不自然なところがないか、編集し忘れている部分がないかを確認して、問題なければYouTubeへアップロードしてみよう。

 アップロードにはYouTubeのアカウントが必要になるが、もし持っていなくてもムービーメーカーの画面にサインアップへのリンクがあるので、それをクリックすればいい。なお、アップロードの設定についてはムービーメーカーにお任せになる。細かい設定がしたい人にとっては物足りないが、気軽に動画を楽しみたい人にとっては、シンプルな操作の方がやりやすいだろう。

よく使うエンコードのプリセット

 YouTubeへのアップロードの他に、視聴するデバイスなどに応じて5つのプリセットが用意されている。最高画質では720p(1280×720ピクセル)となっている。フルHD画面が一般的になってきている昨今では、ちょっと物足りない解像度と言えるが、十分実用に耐えるだろう。

photophoto YouTubeへ手軽にアップロードできる(写真=左)、最高画質が720pとやや物足りないがエンコードは5種類がプリセットされている(写真=右)

 以上がWindows Live ムービーメーカーのポイントだ。

 撮影が終わればさっと読み込んですぐに編集できる手軽さは、何かのイベントの後などで、手早く動画を共有したい時などに役に立つだろう。また、ここで編集の基本になれておいて、中上級者向けのソフトへのステップアップとするのもお勧めだ。

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