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「トランスルーセント」で高速AF、ソニー「α55」「α33」

ソニーより、半透明(トランスルーセント)ミラーを採用することで、ミラーアップ&ダウンをなくし最高10コマ/秒のAF撮影や、動画撮影時でも高速な位相差AFを行える「α55」「α33」が登場。

 ソニーは8月24日、デジタル一眼レフ「α55」「α33」を9月10日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、レンズ「DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM」を同梱した標準ズームキットの実売想定価格はα55が9万5000円前後、α33が8万円前後。ボディのみ、「DT 55-200mm F4-5.6 SAM」も同梱したダブルズームキットも用意される。

photophoto 「α55」(写真=左)、「α33」(写真=右)
製品名 実売想定価格 撮像素子
α55(ボディのみ) 9万円前後 有効1620万画素 Exmor APS HD CMOSセンサー
α55標準ズームキット 9万5000円前後
α55ダブルズームキット 11万5000円前後
α33(ボディのみ) 7万5000円前後 有効1420万画素 Exmor APS HD CMOSセンサー
α33標準ズームキット 8万円前後
α33ダブルズームキット 10万円前後

 新製品はいいずれもCP+にて開発表明の行われていた、αシリーズのメインストリーム向けに位置づけられる製品(→「いつでもどこでも一眼高画質」、ソニーが語るネオ一眼)。マウントには「Aマウント」(旧称:αマウント)を採用しており、新開発の「Translucent Mirror Technology」によって、AF追従駆動時にも最大10コマ/秒という高速連写を可能とした(α33は最大7コマ/秒)。

 この「Translucent Mirror Technology」とは、一眼レフのなかに用意されているミラーを半透過型のミラーに置き換えることで、レンズから入り込んだ光は常時AFセンサーと撮像素子へ導かれる構造を指す。光は常時、AFセンサーと撮像素子へ導かれるため、いかなる状態でも高速な位相差AFが有効であり、ライブビュー撮影や動画撮影中でも位相差AFによる高速なAFを利用できる。

photophoto 「α55」(写真=左)、「α33」(写真=右)

 構造上ミラーのアップダウンが必要ないため、一般的な構造のデジタル一眼レフカメラがAFで写真を撮る際に必要な、ミラーアップ/ダウン→ミラー振動吸収→AF測距→AFモーター駆動という4ステップの内、AF測距→AFモーター駆動の2ステップでAF利用の撮影が行えるため、AF利用の高速な連写が行える。AFセンサーは中央3点クロスの15点AFセンサーを搭載する。

 動画撮影時も位相差AFによる高速なピント合わせが行える。「レンズ交換式デジタルカメラとして位相差AFを利用した動画撮影が行える世界初の製品」(同社)だ。動画はAVCHDならびにMP4形式が選択可能で、画像サイズとビットレートはAVCHD選択時には1920×1080ピクセル/(59.94i/センサー出力は29.97fps、17Mbps)、MP4選択時には1440×1080ピクセル(29.97fps/12Mbps)、640×480ピクセル(29.97fps/3Mbps)となる。

 動画撮影時にはマニュアルフォーカスも利用でき、その際には絞り値を利用者が任意に設定できるため、「絞り込んで手前から奥までピントのあった動画」なども利用者の思うままに撮影できる。

 撮像素子にはAPS-Cサイズ(23.5×15.6ミリ)の「Exmor APS HD CMOSセンサー」が搭載されており、動画撮影時も豊かなボケ味を楽しめる。有効画素数はα55が1620万画素、α33が1420万画素となっている。ボディ内には手ブレ防止機能も内蔵されている。

 半透過型ミラーによって分岐した光はAFセンサーと撮像素子のみに導かれるため、ファインダーは光学式ではなく、電子式となっている。サイズは0.46型有効115.2万画素相当と高精細で、視野率は100%。倍率は1.10倍だ。視野角は29.3度(3:2時)とα900の34.3度に近い広い視野角が確保されている。デジタル水準器のオーバーレイ表示やピント拡大表示、露出やホワイトバランスの撮影前確認なども行える。

photo 背面液晶はバリアングル式

 背面液晶は下部にヒンジのあるバリアングルタイプで、背面に対して180度、液晶が前面を向いた状態から左に270度稼働する。外光の写り込みが少ない「TruBlack」技術を採用しており、サイズは3型ワイド。画素数は約92万画素。

 画像処理エンジンには「BIONZ」を搭載しており、ISO感度は100〜12800まで任意設定可能。6枚の連写画像を重ね合わせて最大約2段分の低ノイズ撮影を行う「マルチショットNR」ではISO25600も設定できる。重ね合わせ技術を利用した「手持ち夜景」、ダイナミクレンジを最大6EV拡大する「オートHDR」なども利用できる。NEX-3/5に搭載されている「スイングパノラマ」や「3Dスイングパノラマ」も搭載する。

 モードダイヤルには「AUTO+」が新設されている。本モードは撮影モード「AUTO」では認識されない「動体か否か」「三脚を利用しているか否か」までも認識し、オートHDRや手持ち夜景などの設定も自動で施される。また、動体(走る犬など)の場合には最大3枚の連写までも自動的に行い、最適な1枚をカメラが自動ピックアップまでもしてくれる。

 ボディサイズはα55が124.4(幅)×92(高さ)×84.7(奥行き)ミリ、約441グラム(本体のみ)、α33が124.4(幅)×92(高さ)×84.7(奥行き)ミリ、約433グラム(本体のみ)。記録メディアはメモリースティックPRO(-HG)デュオ、SD/SDHC/SDXCメモリーカードが利用できる。

 両モデルともEye-Fiに対応するほか、上位モデルの「α55」はGPSも搭載しており、撮影した画像のEXIFに位置情報を記録することが可能だ。オプションとしては液晶保護セミハードシート「PCK-LM1AM」(1260円)やキャリングケースとバッテリーパック、56ミリ径MCプロテクターをセットした「ACC-AMFW」(1万500円)、小型ステレオマイク「ECM-ALST1」(1万5750円)が用意されるほか、既に発表されているショットガンマイク「ECM-CG50」(2万4150円)も組み合わせることができる。

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