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エプソン、簡単と快適を追求した「カラリオ」2010年秋冬モデル発表会目標はシェア51%以上(2/2 ページ)

» 2010年09月03日 09時30分 公開
[ITmedia]
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確実にトップシェア獲得を目指す

 エプソン販売代表取締役社長の平野精一氏は、市場概況と年末商戦に向けての販売戦略を説明。「コンシューマー向けPC市場はプラス成長が続き、デジカメ市場は不調だった2009年度に対し、10年度にプラスへ転じる見込み」とプリンタ関連市場の見通しを語ったうえで、「インクジェットプリンタ市場は通期で対前年比105%に伸長し、市場規模は久しぶりに500万台を超えると見ている」との予測を明らかにした。

 市場回復への期待が高まる中、年末商戦の販売目標としては、複合機でシェア50%以上、小型プリンタでシェア60%以上、単機能プリンタでシェア50%以上、そしてインクジェットプリンタ市場全体でシェア51%以上の獲得を目指す。2008年、2009年とシェアの目標を50%以上としてきた同社だが、2010年の年末商戦では51%以上と「1%の違い」にこだわり、より明確にトップシェアを取りにいくとアピールした。

エプソン販売代表取締役社長の平野精一氏
エプソンダイレクトショップの予価と発売日一覧
継続販売モデルも含む2010年末商戦のラインアップ

コンシューマー向けPC、インクジェットプリンタ、デジタルスチルカメラの市場動向
インクジェットプリンタの市場予測。キーボード付き小型プリンタのシェア拡大を見込んでいる
年末商戦の販売目標は、インクジェットプリンタ全体でシェア51%以上

 また、プリンタの買い替えサイクルが平均5〜6年であることから、2010年は複合機化が進んだ2004〜2005年にプリンタを購入したユーザーが、複合機から複合機へ買い替える割合が増え、5割を超える見通しという。平野氏は2005年発売モデルと新モデルの比較表を示し、「簡単さと快適さの大幅な進化で、買い替え需要に応える」と語った。

今後は単機能プリンタからではなく、複合機から複合機へ買い替えるユーザーが中心になる
5年ほど前に複合機を購入したユーザーに向けて、買い替えを喚起する訴求ポイント
2005年発売の「PM-890」と新モデル(EP-803A/AW)の比較

 2009年に参入したキーボード付き小型プリンタ市場では、新モデル「E-810」の投入とさらなる認知度向上により、対前年比で130%以上もの市場伸長を狙う。さらに、新エンジンを備えた顔料4色インク搭載の複合機/プリンタで、ビジネス利用のユーザーにも従来以上に訴求していく構えだ。

キーボード付き小型プリンタは対前年比で130%以上の市場伸長を目指す
2009年モデル「E-800」のユーザーは、購入動機の1位に「PCレスでのプリント」を挙げている
キーボード付き小型プリンタは、当初想定していたシニア層だけでなく、幅広い層から支持されている

プリンタのオフィス利用において、ユーザーが重視するポイント
顔料4色インク搭載機では、ビジネス向け機能を強化している
一般ユーザー参加型のリアルイベントも継続して強化していく

CMキャラクターは役所広司さんと黒木メイサさん

 続いて開催されたカラリオの新テレビCM発表会では、新たにCMキャラクターに起用された黒木メイサさんと、2009年から続投となる役所広司さんが登場し、CM撮影のエピソードや新製品の感想を語るトークショーが行われた。前述した「プリンタ選びで、もう迷わない」をキーワードに、2種類のテレビCMが9月15日よりオンエアされる。

「書斎よりリビングに黒モデルを置きたい」という役所広司さん。迷いやすい自分には「カンタンLEDナビ」がありがたい、とコメント
黒木メイサさんは「リビングに白モデル」を置きたいとのこと。役所さんとの共演はすごく緊張したと語る
元旦が誕生日の役所さんに、黒木さんがカラリオミーで「バースデーカード兼年賀状」を出すと約束した

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