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世界初35倍ズーム、広角から望遠、静止画から動画までおまかせ「PowerShot SX30IS」

» 2010年09月15日 13時00分 公開
[ITmedia]
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 キヤノンは9月15日、高倍率ズームレンズを搭載した「PowerShot SX」シリーズの新製品として「PowerShot SX30IS」を10月上旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで実売想定価格は5万5000円前後。

photo 「PowerShot SX30IS」

 「コンパクトデジタルカメラとしては世界初」(同社)という35ミリ換算24〜840ミリ相当の光学35倍ズームレンズを搭載。さまざまなシチュエーションでの活躍が期待できる1台。望遠撮影時に課題となる手ブレについては、振動ジャイロでブレを検出し、そのデータを高速処理することで同社コンパクトデジカメでは始めてという約4.5段分の補正を実現している。

 AFは超音波モーター(USM)とフォーカスを制御するボイスコイルモーター(VCM)により高速かつ静音に駆動するほか、望遠撮影時に見失った被写体をいったんワイド端へ戻して再度発見して再度合焦させる「フレーミングアシスト」機能を搭載することで、望遠撮影時の快適性を高めている。

 背面液晶は2.7型/23万画素の「クリアライブ液晶V」で、開閉角175度/回転角270度のバリアングル方式となっており、ロー/ハイアングルでの撮影も容易だ。0.2型のEVFも備えており、脇を締めての望遠撮影にも対応する。

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 撮像素子は1/2.3型 有効1210万画素CCDで、最高1280×768ピクセル/30fpsのハイビジョン動画も撮影できる。動画撮影中にも自動シーン判別機能「こだわりムービー」や歩きながらの撮影(テレ端に近いほど効果が高い)に威力を発揮する手ブレ補正「ダイナミックモード」などを利用できる。背面には動画ボタンが用意されており、ワンプッシュで気軽に動画撮影を開始できる。

 こだわりムービーは背景が明るいか暗いか、被写体が人物か、スポットライトはあたっているか、三脚は利用されているかなどを判別してシーン識別を行い、28のシーンから最適な設定を施してくれる。なお、撮影中の環境変化にも対応し、自動的に設定が切り替わるので、室内から室外へ移動しながらの撮影などでもきれいな動画を撮影できる。

 静止画撮影についても合計28のシーンを自動判別する「こだわりオート」を利用可能で、従来はシーンモードとして独立していた「夕焼け」や「ナイトスナップ」などもこだわりオートへ統合されたため、一般的な撮影ならばこだわりオートを選択しておくだけでよい簡便さも大きな魅力だ。こだわりオート時には顔の一部が暗いと判別したらフラッシュを制御して顔の暗さを抑える「ぴったりフラッシュ」なども利用できる。

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