GfK Japan調べによる、デジタルカメラの販売ランキングをまとめた。デジタル一眼のジャンルでは9月10日より販売開始されたソニー「α55」(ダブルズームキット)が9位にランクインした。集計期間(9月6日〜12日)を考えると、上々のスタートを切ったと言える(→「トランスルーセント」で高速AF、ソニー「α55」「α33」)。
「α55」(ダブルズームキット)の実売価格は11万円前後。ランキング上位機種のEOS KISS X4 Wズームキット(同7万5000円前後)やNEX-5D(同7万8000円前後)、D5000 Wズームキット(同6万2000円前後)に比べると高額だが、半透明(トランスルーセント)ミラーを採用することで、ミラーアップ&ダウンをなくし最高10コマ/秒のAF撮影や、動画撮影時でも高速な位相差AFを行えるといった特徴が評価されての人気といえそうだ。
ソニーといえば、写真と映像関係の大規模展示会「Photokina2010」開催に合わせて、NEXシリーズのファームウェアアップデートも発表されている。NEX-3/5へ10月中旬に提供される新ファームウェアを適用することで、マウントアダプター「LA-EA1」利用時のAF駆動、背面ソフトキーのカスタマイズ機能、動画撮影時の絞り調整などが行えるようになるという。
注目すべきはマウントアダプター「LA-EA1」利用時の挙動改善だろう。α55はAマウント、NEXシリーズはEマウントと同じソニー製品ながら2つのマウントが利用されている状態となっているが、新ファームウェアによって、αユーザーはNEXシリーズで手持ちのレンズが利用しやすくなり、NEXシリーズユーザにとっても、種類豊富なAマウントを便利に使えるようになる。アグレッシブな製品展開を行うソニー製品が、まだまだランキングをにぎやかにしてくれそうだ。
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