GfK Japan調べによる、デジタルカメラの販売ランキングをまとめた。前回(→ソニー「α55」ランクイン、NEXにも追い風の予感 )、新たにランクインしたソニー「α55」(ダブルズームキット)が引き続きランクインするほか全体に動きの乏しい週となったが、キヤノン「EOS Kiss X3」(レンズキット)がランク外から登場し、デジタル一眼のランキングでは上位10機種がキヤノン/ニコン/ソニーの3社でしめられる状態となった。
一方、コンパクトデジカメのランキングはほぼ無風状態。若干の順位変動が見られるものの、ランキング上位10機種にかわりはない。あまりにユニークすぎるため、家電量販店のPOSデータを集計するこのランキングに登場することはないようにも思えるが、今秋発売のコンパクトデジカメでは、個人的にペンタックスの「Optio NB1000」(→楽しみ方無限大「ナノブロック」×「Optio」コラボ)が気になっている。
本モデルは同時発表された「Optio RS1000」をベースに、カメラ前面へ「ナノブロック」を組み込めるプレートが設けられており、ブロックをさまざまに組み合わせることで自由にデコレーションできる。機能的には有効1400万画素CCDに光学4倍ズームレンズ、自動シーン認識、ハイビジョン撮影機能などを備えており、エントリークラスとしては十分といえる。
このRS1000、手にしていじり回すだけでも十分に楽しい。オモチャっぽいと言われてしまえばそこまでだが、製品が発表された際、社内では普段はカメラへ関心のないひとからの反応の方が高かった。確かにカメラは“写してナンボ”な機械なのだが、性能面での進化が著しい昨今では、手ざわりや所有欲などといった、ひとの感覚へダイレクトに訴える魅力もまた必要になるのかもしれない。
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