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» 2010年10月28日 11時00分 UPDATE

EXILIM「EX-H20G」のハイブリッドGPSで文字通り自分の足跡を見直してみる (1/2)

EXILIM「EX-H20G」に搭載された、GPSと加速度センサーを組み合わせた「ハイブリッドGPS」はどれほどの快適さを提供してくれるか。試作機を試用した。

[ITmedia]

 カシオ計算機の“EXILIM”「EX-H20G」は衛星からの電波を利用するGPSと加速度センサーと方位センサーを組み合わせた「ハイブリッドGPS」によって、GPS衛星の電波が届かない屋内や地下街、電源オフの状態でも測位ができるGPSデジカメだ。

 これまでにもGPSを搭載したデジカメはいくつか存在していたが、測位の精度や取得速度に改良の余地を残しており、正直、ストレスフリーとは言えなかった。ハイブリッドGPSはどれほど快適な使い心地を提供してくれるか、試作機を試用した。

photophotophoto ハイブリッドGPSと地図を搭載した“EXILIM”「EX-H20G」(試作機)。GPSアンテナは本体上部に搭載する。電源ボタンの左には現在地ボタンと地図ボタン

 GPSの搭載によってできることは、主要なもので以下の6つ。「撮影した位置の「情報」(緯度、経度、カメラを向けた方向)を画像/動画に付加する」「撮影した場所の「地名」を画像/動画に付加する、または直接に写し込む」「撮影した画像とその場所を地図に表示する」「現在地を知る」「現在地から近い撮影お勧めスポットを知る」「移動した軌跡の表示」

 このほか、GPS衛星から受信した電波を利用して、本体時計の時刻を合わせることもできる。なお、内蔵されている地図には約1万点の観光地/撮影スポット情報、約100万件の地名情報も含まれている。

photophoto 都庁前で撮影した画像のExif(抜粋)。GPSの項目に緯度と経度、それに高度が記録されている

 機能的にはパナソニック「DMC-TZ10」やソニー「DSC-HX5V」(こちらは地図は内蔵しない)に近いが、カメラの電源が入っていない状態やGPS衛星の電波を受信できない状態にあっても前回の衛星電波で測定した位置をもとに現在地を推定する「自律航法」によって、位置情報を取得してくれる(例外あり、後述)。また、加速度センサーによって「カメラ本体が静止しているか、動いているか」を検知できるため、静止状態ならばGPSと加速度センサーによる自律航法のいずれも停止することでバッテリー駆動時間を延ばす工夫も取り入れられている。

 試しに屋内外を含めた移動をしながら撮影をしてみた。ルートは渋谷をスタート地点に、JR山手線で新宿へ移動。都庁近辺を散策した後には地下鉄を使って大手町のITmediaまで移動というもの。電源を入れて撮影する時以外は、カメラはカバンの中に入れっぱなし、また、スリープまでの時間は1分、オートパワーオフまでの時間は2分に設定した。

photo 渋谷のハチ公前に到着。まずここでGPSの現在地取得(「位置情報の更新」)を行い、ここから先はGPSには一切触れず、移動と撮影を繰り返した
photo 山手線ホーム(かなり代々木寄り)。GPSの利用を開始してから数分が経過したためか、測位精度が向上しているようだ
photo 新宿駅に到着。ホームで電源を入れるとすぐにGPSの電波をキャッチした
photo 新宿駅から通路を通って都庁前に。通路は屋根がありGPSが入らなかったので加速度センサーによる測位に切り替わっていたが、軌跡をみるとかなり正確に測位が行われていることが分かる
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