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「撮る」「見る」「共有する」を1本に――Instagramで手軽に始めるスクエアフォーマット(2/2 ページ)

» 2010年11月02日 11時00分 公開
[岡本紳吾,YAMAAN!]
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photo 「Earlybird」 十分に現像しないままの処理を模したものと思われる。セピア調になり、周辺減光が付加されているのがわかる
photo 「Lily」 全体的に緑かぶりした感じの仕上がり。フレームが手焼きを思わせる
photo 「Poprocket」 フィルム世代は誰しもが経験する、うっかり日光を当ててしまってかろうじで救出された写真を思わせる仕上がり


photo 「Inkwell」 白黒写真
photo 「Apollo」 ナチュラルな色調にしたうえで、さらに色あせた効果が得られる。ポラロイドを思わせる
photo 「Nashville」 これだけフレームがブローニーフィルム風になっている。しかもフィルム名はRVP(富士フイルムの Velvia 100)だ!


photo 「Gotham」 コントラストが強調された仕上がり
photo 「1977」 名前からして古ぼけた写真をモチーフにしたフィルタ。スクラッチなどが付加される
photo 「Lord Kelvin」 ケルビンは絶対温度を意味する言葉。フィルムの現像時に現像液の温度が高すぎると赤茶かぶりが発生するので、それを模しているのだろう


 フィルタを決めたら「NEXT」でタイトル、撮影場所、共有するサービスの選択を行う。タイトル(現在のバージョンでは「What ?」になっている)はナシでもかまわないし、撮影場所も付加しなくていい。

photo

 既に利用しているソーシャルネットワークで写真を共有したいときは、それぞれのアカウントを設定した上で、スライドスイッチを「ON」にするだけだ。なお、共有サービスを全部OFFにしても、Instagramのサービス上には写真が公開される。

 InstagramはFoursquareと位置情報の連動をしているので、写真を公開すると同時にチェックインすることもできる。最近Foursquareをやっていなかった筆者もInstagram経由でチェックインをするようになった。

ほかのアプリと組み合わせて使おう

 Instagramに搭載されているフィルタも非常に個性的なのだが、普段使っているカメラアプリで撮影した写真を公開したいという事もあるだろう。そのときは、一旦普段使っているカメラアプリで撮影したデータをアルバムに入れておき、Instagramからアルバム内の写真を利用する形にすればOKだ。

 実際、iPhoneアプリの「TiltShiftGen」などを使った作品をInstagramを使って公開したり、手書きのイラストを加工して投稿している人がたくさんいる。

photophoto TiltShiftGenを使った写真をアップロードした。Instagramでどんなフィルタを適用するかあらかじめ考えながらパラメーターを調整したほうがよさそうだ。もちろん、そのままアップロードすることもできる。

 また、InstagramはiPadからアップロードが可能だ。iPad 3Gを使っていれば位置情報の付加もできる。Camera Connection Kit for iPadと組み合わせれば、手持ちのデジカメで撮影したデータをInstagramで公開することだってできる。ただし、RAWデータだと抽出されたサムネイルを公開してしまってお粗末な結果になるので、JPEGが必要だ。

 いかがだろうか、この記事を執筆している間も筆者の周りではInstagramを始める人が増えていて、毎日フォローの知らせがくる。

 ワンタッチでさまざまなサービスに写真をアップロードできるのはありがたいのだが、人によっては「TwitterとFacebookと両方に同じ写真が上がっているのはちょっと……」など感じることもあるようだ。Instagramに限った話ではないが、ソーシャルネットワークはうまく活用しつつ楽しんでほしい。

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