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アナログ感覚の高級コンパクト機――ニコン「COOLPIX P7000」(3/5 ページ)

» 2010年11月24日 08時30分 公開
[永山昌克,ITmedia]
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多彩なカメラ内編集とRAW現像機能

 ユニークな機能としては、トーンレベルインフォメーションを新搭載した。これは、1枚の画像をトーンレベルによって9段階のエリアに分けて、1つのトーンを選択すると、そのトーンに該当するエリアを点滅表示する機能。画像の明るさ分布を知ることができ、白とびや黒つぶれを厳密にチェックしたい時などに役立つかもしれない。

 AFエリアは、9点の測距点が自動で選ばれるオートモードのほか、99点から手動選択できるマニュアルモード、顔認識オート、中央1点固定、ターゲット追尾に対応。そのほか、マニュアルフォーカスや笑顔自動シャッター、インターバル撮影、RAW記録、パノラマアシストなど多彩な撮影機能を搭載する。動画は最大1280×720ピクセル/24fpsのHD記録に対応し、音声は内蔵ステレオマイクで録音できる。

photo 再生メニューでは、「美肌」や「傾き補正」「D-ライティング」などを選択できる

 再生モード時に画像を加工するカメラ編集機能が充実していることも見逃せない。画像のコントラストと彩度を自動補正する「簡単レタッチ」や、暗部を明るく仕上げる「D-ライティング」、周辺に黒い枠を追加する「黒フレーム」、人肌を滑らかにする「美肌」などを適用でき、元画像とは別に新規保存できる。またRAW画像については、ホワイトバランスや発色傾向などを調整して、JPEGデータとして出力できる。



photophoto 元画像(写真=左)、「黒フレーム」を適用(写真=右)
photophoto 元画像(写真=左)、「ミニチュア効果」を適用(写真=右)
photophoto 元画像(写真=左)、「D-ライティング」を適用(写真=右)
photophoto RAW現像の際にも「ゆがみ補正」や「D-ライティング」を適用できる(写真=左)、セットアップメニューの「ズーム速度」では、動画に駆動音が録音されるのを低減できる(写真=右)

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