レビュー
» 2010年12月03日 08時30分 UPDATE

中級者も満足、豊富なフィルターも楽しい――ペンタックス「K-r」 (1/3)

ペンタックスのデジタル一眼レフ「K-r」を試用した。エントリークラスに属する製品ながら、「自分好みの写真を撮る」ためのさまざまな装備や機能を搭載した“ハイスペックエントリー”だ。

[ITmedia]

シャープ感を増したボディ

 K-rのボディは既存エントリーモデル「K-x」(レビュー)に通じるデザインだが、ペンタミラー部を始めとした各所に鋭角的なラインが多く採用されているほか、グリップラバーの形状も変更され、K-xよりもシャープな印象を受ける。

photophotophoto ペンタックス「K-r」

 ボディカラーは写真のホワイトのほか、ブラックとピンクが用意されており、ホワイトとピンクはキットレンズ「smc PENTAX-DA L 18-55mm F3.5-5.6 AL」の鏡胴が一部ボディと同色に塗装されている。カラーについてはオーダーカラーシステムにより、カメラ本体はボディ12色×グリップ10色の合計最大120パターンと非常に豊富な選択肢が用意されている。単焦点レンズ「smc PENTAX-DA 35mm F2.4AL」にも12色のカラーバリエーションが用意されており、これらを組み合わせることでさらにカラフルな色彩を楽しめる。

photo 120色のバリエーション

 ボディサイズは約125(幅)×97(高さ)×68(奥行き)ミリ、約544グラムとK-xよりほんの少しだけ大きくなった。付属リチウムイオン充電池によって約560枚(同社測定値)での撮影が行えるほか、別売の電池ホルダー「D-BH109」を利用すれば単三形乾電池(リチウム、ニッケル水素充電池、アルカリ対応)での撮影も可能だ。電池ホルダーを別途購入する必要はあるものの、緊急時に入手性に優れるアルカリ乾電池が利用できるのは安心だ。もちろん、エネループなどニッケル水素充電池を予備電池として持ち歩くののもいいだろう。

 操作インタフェースについてはほぼK-xを踏襲しており、天面にはモードダイヤル、露出補正/絞り値ボタン、さまざまな機能を割り振れるグリーンボタン、背面には十字キー、再生ボタン、ライブビューボタンなどが配置されている。十字キーにはホワイトバランス、ストロボ、ISO感度、セルフタイマーの各設定が割り振られているほか、「INFO」ボタンを押すことで「画像サイズ」「測距点切り替え」「測光方式」など基本的な設定項目から、「カスタムイメージ」「デジタルフィルター」「クロスプロセス」「HDR」など各種拡張設定など合計15種類(撮影モードによって異なる)の設定を素早く行える。

photophotophoto 単三形乾電池対応のバッテリーボックス(写真=左、中)、グリーンボタンは健在(写真=右)

 ホワイトバランス、ストロボ、ISO感度、セルフタイマーを除く撮影設定は「MENU」ボタンで呼び出すメニューからも行えるので、INFOボタンはある種のショートカットと覚えておくといい。グリーンボタンにも機能のカスタマイズ割り当てが行えるので、こちらも活用すればエントリー機とは思えないほどの素早い設定変更が可能だ。

 動画撮影機能も備えているが録画ボタンは用意されておらず、モードダイヤルから選択する形式となっている。特に動画に力を入れたモデルではないが、録画ボタンの用意はデジタル一眼でも標準的なものとなっているので、ここは対応して欲しかったところだ。背面液晶は3型/約92万画素。ファインダーは視野率96%、倍率0.85倍とエントリー機としては一般的なものといえる。

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