最近はデジタル一眼でもエントリークラスの製品はコンパクトデジカメばりのフルオート化が進んでいる。本製品もシーン認識を利用できる撮影モード「AUTO PICT」(被写体に応じて人物/風景/夜景人物/マクロ/動体を自動設定する。ライブビュー撮影時には加えて青空/夕景が選択される)を備えているが、任意の設定を素早く変更できる操作性やグリーンボタンを使ったカスタマイズ性も備えており、小型軽量さもあって中級者のサブカメラとしても適している。また一方で、撮影はAUTO PICTモードに任せてしまい、豊富なフィルター処理をトコトン使い込むのも楽しい使い方といえそうだ。
下位モデルのK-xも引き続き販売されているが、その価格差は1万2000円ほどだ(標準レンズキット/ブラックで価格比較。Amazon.co.jp調べ、12月2日現在)。AF速度や連写性能などカメラとしての基本性能はK-rの方が高いので、迷うならばK-rの購入をお勧めしたい。
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