結婚式で撮影したたくさんの写真を新郎新婦へ贈りたい、デジタル一眼で撮りためた子どもの写真を両親へ渡してやりたい、そんなときに活躍するのがデジタルフォトフレームだ。最近では低価格化が進み、ジーエフケージャパンの調べでは7型で1万円を切る製品が主流になっているという(デジタルフォトフレーム、前年同期約2倍の立役者は「お父さん」)。
購入時に最も検討の必要な要素は画面サイズと価格だが、解像度も無視できない。解像度が高ければそれだけ写真を滑らかに表現できるからだ。また、実際に購入して利用してみると写真表示の切り替えが非常に緩慢であったり、電源をいれたのちの起動が遅いなど、“もっさり”している製品がある。最もこの辺りをどこまで許容できるかは個人的な差異もあるので店頭でいろいろ触れることが大切だ。富士フイルムの「DP-S7V」は「2倍早い動作」をうたっており、店頭で確認する価値はありそうだ(富士フイルム、「2倍早い」高速表示デジタルフォトフレーム)。
デジタルで撮影した写真でも、手で触れられる形に残したい、プレゼントしたいというときもある。そんなときに検討したいのが「フォトブック」といわれるアルバム製本サービスだ。少し前からハガキ大、あるいはCDケース大に簡易製本するサービスが普及しているが、最近ではA4サイズの大型アルバムもネット経由で注文できるようになってきた。
カメラのキタムラでは、「ビッグタイプ」の名称でA4サイズの大型写真製本サービスを提供しており、価格はA4/20ページで2980円。ページ数は30/40ページまで選択でき、その際の価格は3980円、4780円。「フエルアルバム」のナカバヤシもA4サイズ製本を提供しており、こちらは8ページ(1995円、ソフトカバー)からの注文が可能だ。
これらサービスでは単純に1ページに写真1枚という構成はもちろん、Web上あるいはダウンロード提供される専用製本ソフトを使って、さまざまなレイアウトを組むことも可能となっている。凝った構成にする、写真点数/ページ数を増やせばそれだけ価格は上がってしまうが、実際に手にするアイテムとなって仕上がるだけに、製本時には高い満足感を得られるはずだ。
カメラを収納するカメラバッグやカメラを固定する三脚も1万円以内で十分狙えるアイテム。しかし、バッグならばどんなカメラとレンズ、アクセサリーを携帯するかで必要なサイズが変わってくるし、デザインに好みもある。こればかりは店頭で手にとって確認しながら選択していくしかないだろう。
三脚も実に選択の難しいアイテムだ。カメラを固定するという目的で利用するものなので、重たいカメラ(重さについては、カメラとレンズの総重量を考えよう)にも対応できる作りのしっかりした製品のほうが安心できるが、そうした製品は三脚自体も重く、気軽に携帯できない製品もある。ただ、非常に多くの製品が市場に登場しているアイテムでもあるので、どのようなカメラで、どのような被写体(シチュエーション)での撮影なのかを店頭で伝えて相談していくといい。
純粋な意味でのカメラアクセサリーではないが、予算1万円となるとストレージの増設も考えたい。ベアドライブならば2Tバイト品が既に実売1万円以下になっているほか、USBの外付けタイプも1Tバイト品が実売8000円前後だ(HDD&光学ドライブ販売ランキング(2010年11月15日〜11月21日):WD製2TバイトHDD、依然高い人気──連続首位記録「15」に伸ばす)。価格容量比ならばベアドライブ品だが、外付けタイプならばバックアップツールの付属することが多く、写真の整理保管を考えるとこちらを選択するのもいいだろう。
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