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「GR LENS A12 28mm F2.5」でリコー「GXR」を味わう(3/3 ページ)

» 2010年12月13日 11時00分 公開
[小山安博,ITmedia]
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リコーならではの魅力

 撮影時のカスタマイズ性も高い。フラッシュ発光量やフラッシュの先幕/後幕シンクロの設定はもとより、ノイズリダクションがオフ/オート/弱/強/マックスの5段階から設定でき、それが動作するISO感度をすべて/ISO201以上/ISO401以上/ISO801以上/ISO1601以上/ISO3200から選択できる。

photophoto 複数画面に渡る豊富な設定画面。自分に適した設定に行きつくまで使い込むほど、便利に使えるようになる。4軸のホワイトバランス補正機能も搭載

 レンズのディストーション補正のオンオフ、アンバー/ブルー、グリーン/マゼンタのホワイトバランス補正、露出や調光補正ステップ、ISO AUTO-HI時の最小ISO感度、色空間設定など、さまざまな設定をカスタマイズできる。

 こうした豊富な撮影機能は、使いこなしさえできれば快適に撮影できる。APS-CサイズCMOSセンサーを搭載したカメラユニットは、今回紹介した28mm F2.5に加え、35ミリ判換算50ミリのレンズを搭載した「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」もあり、よりポートレートに適したレンズになっている。マクロ撮影にも強く、レンズ先端から約7センチまで近寄れる。

 「RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4VC」は約1000万画素1/1.7型CCDに24〜70ミリの焦点距離をカバーするズームレンズを搭載しており、いわゆる標準ズーム的に利用できるカメラユニットという位置づけで、手ブレ補正機構も付いていて便利に扱える。「RICOH LENS P10 28-300mm F3.5-5.6 VC」はさらにカバー範囲の広い28〜300ミリの手ブレ補正機構付きレンズに高感度CMOSセンサーを搭載している。ちなみに、この2つのレンズユニットについては、ボディとのセット「GXR+S10 KIT」「GXR+P10 KIT」も用意されている。

 カメラユニットの変更によって、別のカメラに生まれ変わる。まさにオンリーワン製品というのがGXRの魅力だ。

photo F5.6 1/1410秒 ISO200
photo F6.3 1/390秒 ISO200 露出補正+0.3
photophoto
photophoto F値での違い。上段左から開放のF2.5、F5.6、F8、最後はもっとも絞った状態のF22
photophoto 夜景モード/ISO100で撮影した画像(写真=左)と、絞り優先モード(F2.5)で撮影したISOオートの画像(写真=右)。絞り優先モードでのISO感度はISO703と中途半端な値になった
photo こちらはレンズユニット「A12 50mm F2.5 MACRO」での撮影。F4 1/270秒 ISO200 露出補正+0.3
photophoto こちらはレンズユニット「S10 24-72mm F2.5-4.4 VC」での撮影。F8.1 1/380秒 ISO200(写真=左)、F7.9 1/410秒 ISO200(写真=右)
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