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» 2010年12月17日 16時33分 UPDATE

価格比較:ミドルクラス デジタル一眼、価格比較 2010冬 (1/3)

実売10万円を越えるミドルクラス製品は単純に価格だけをみれば決して安価とは言えないが、充実した機能を持つ製品が多く、実質的には一番のお買い得モデルがそろうクラスかもしれない。

[ITmedia]
photo 10月末より販売開始されたミドルクラス製品、ニコン「D7000」

 ミラーレス一眼(価格比較:買い時は今?ミラーレス一眼、価格比較 2010冬)、エントリークラス(価格比較:エントリークラス デジタル一眼、価格比較 2010冬)に続いてはいわゆるミドルクラスの製品価格を比較する。

 そもそも何をもって「エントリー」や「ミドル」といった区分とするかに明確な定義は存在せず、メーカー側の区分に過ぎないが、キヤノン「EOS 7D」「EOS 60D」、ニコン「D7000」「D90」など、価格が10万円オーバー(もしくは限りなく10万円に近い)の製品というのが一般的な理解といえるだろう。

 エントリークラス製品では物足りないが、非常に高価なプロ向け機材までは手が出ないと(もしくはオーバースペックである)いう層を対象としているためか、基本性能の高さに比べて価格の抑えられた製品が多く、趣味の道具として末永く愛用する、コストパフォーマンスを重視する、という観点からすれば非常に魅力的な製品が多くそろうクラスでもある。

 従来よりミドルクラスというジャンルは存在していたが、デジタル一眼人口の増加に伴う底上げのためか、最近は各社がミドルクラスへ力を入れている印象がある。キヤノン/ニコンでいえば、前者は「EOS 5D MarkII」「EOS 7D」「EOS 50D」と用意していたところに「EOS 60D」を、後者は「D300s」「D700」「D90」の用意に「D7000」をそれぞれ追加、層を厚くしている。

photophoto キヤノン(写真=左)とニコン(写真=右)の2010年秋ラインアップ。写真愛好家にむけた製品ラインアップを強化している

 ミラーレス一眼では積極的な製品展開を見せているオリンパスとソニーについては、動きの鈍い状態が続いているが、ソニーは2010年3月のCP+にて行われた記者発表会にて「ソニーらしい映像表現力」をもつ中級機を準備中であることを明らかにしており、来年もミドルクラスの充実は続きそうだ。

キヤノン

 数多くの製品を用意するキヤノンだが、注目株は35ミリセンサーを搭載してのルハイビジョン動画撮影が可能な「EOS 5D MarkII」と、充実した装備ながら価格のこなれている「EOS 7D」だろう。特に前者はプロの映像制作現場でも多く利用されており、写真はもちろん、ショートムービーなど映像制作に興味のある層にとっては見逃せない製品となっている。

 後者については1つ下のグレードになる「EOS 60D」との選択が悩ましい。実売価格は下のリンクを参照して欲しいが、EOS 60Dのダブルズームキットあるいは18-135レンズキットの価格はEOS 7Dのボディ価格と非常に接近しているからだ。レンズ資産を流用するならばEOS 7D、初めてのデジタル一眼だが長く愛用したいというならばEOS 60Dというのが1つの考え方になるだろう。

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