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F1.8「ZUIKO」レンズ搭載コンパクト 「OLYMPUS XZ-1」

» 2011年01月12日 11時00分 公開
[ITmedia]
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 オリンパスは1月12日、「ZUIKO」ブランドのレンズを搭載した高級コンパクトデジカメ「OLYMPUS XZ-1」を2月中旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は6万円前後。

photophoto 「OLYMPUS XZ-1」 ボディーカラーにはブラックとホワイト

 2010年9月にドイツで行われた写真関連の総合展示会「フォトキナ」にて開発表明の行われた製品の市販化で、F1.8-2.5という明るい「i.ZUIKO DIGITAL」レンズに1/1.63型というコンパクトデジカメとしては大型のCCD、それにPENシリーズにも搭載されている画像処理エンジン「TruePic V」を組み合わせることでデジタル一眼に迫る高画質を実現した。

 搭載する「i.ZUIKO DIGITAL」レンズは35ミリ換算28〜112ミリの4倍ズームレンズで開放F値はF1.8-2.5。レンズ構成はDSA(大偏肉両面非球面)レンズ、HD(高屈折率非球面)レンズ、スーパーHR(超高屈折)レンズ、EDA(特殊低分散非球面)レンズなどの非球面レンズ6枚を含む8群11枚構成で、同社一眼用レンズと同等の素材を用いている。ちなみにコンパクトデジカメにおいて「ZUIKO」レンズの採用は本製品が初であり、「i」にはeye(目)、integrate(一体型)などの意味が込められているという。

photophoto 背面ディスプレイは3型の有機ELディスプレイ

 PENシリーズで好評を博しているアートフィルターも利用できる。用意されているのは「ポップアート」「ファンタジックフォーカス」「ラフモノクローム」「トイフォト」「ジオラマ」「ドラマチックトーン」の6種類で、これらは動画撮影時に適用することも可能だ。動画については最大1280×720ピクセルのHD動画を撮影できる。動画コーデックはMotionJPEG、音声コーデックは44.1kHz/16bitのリニアステレオPCMで、ファイル形式は.AVIだ。

 鏡胴付け根部分には操作インタフェース「コントローラリング」を備えており、絞りやシャッタースピード、ISO感度などを調整できる。背面のディスプレイは3型の有機ELディスプレイで、 61万画素ながら特殊な配列とすることで約92万画素(VGA)相当のデータ表示を可能としている。自発光デバイスである有機ELの特性として発光ゼロの状態を作り出せるため、豊かな黒を表現できる。

 また、背面上部には「アクセサリーポート」も用意されており、PEN用アクセサリーのビューファインダー「VF-2」やマイクセット「SEMA-1」、フラッシュ「FL-14」、アームライト「MAL-1」などを装着できる。本体サイズは110.6(幅)×64.8(高さ)×42.3(奥行き)ミリ、約275グラム(充電池及びメモリーカード含む)。

 オプションとしては耐圧水深40メートルの防水プロテクター「PT-050」(3万1000円)、専用フルカバーレザーケース「CSCH-84」(7980円)、ショルダーストラップ付きソフトケース「CSCH-85」(5250円)、両づりタイプのレザーストラップ「CNS-09」(3780円)などが用意される。

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