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パーソナルコンテンツも3D――ソニーが新サイバーショットやハンディカムで目指す新世界(2/2 ページ)

» 2011年01月13日 16時22分 公開
[ITmedia]
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 3D対応については、映画やゲーム、放送の3D化を追従するべく、「パーソナルコンテンツにも3Dの感動」を掲げる。そこで投入されるのが、2つのレンズを備えた“ネイティブ3D”とも言える撮影機器。フルハイビジョン3D撮影可能なハンディカム「HDR-TD10」と、気軽に本格的な3D撮影を行える“Bloggie 3D”「MHS-FS3」の2つが新たに投入される。Bloggieについては、タッチパネル液晶を搭載した2D撮影モデル「MHS-TS20K」も発売される。

製品名 撮像素子 特徴 実売想定価格
HDR-TD10 1/4型 総画素420万画素 Exmor R×2 フルハイビジョン3D撮影、10倍ズームレンズ、裸眼立体視対応液晶ディスプレイ 15万円前後
MHS-FS3 1/4型 310万画素(3D撮影時) Exmor×2 3D撮影、サイドバイサイド方式3D撮影、裸眼立体視対応液晶ディスプレイ 3万円前後
MHS-TS20K 1/2.5型 有効207万画素 Exmor 3型タッチパネル液晶、F2.8レンズ 2万5000円前後
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photophoto フルハイビジョン3D映像を撮影できる「HDR-TD10」

 HDR-TD10はレンズ・撮像素子・画像処理エンジンをすべて2つずつ搭載しており、左右両眼用にそれぞれ1920×1080ピクセルのフルハイビジョン映像を撮影できる。本体には64Gバイトのメモリを備えており、3D映像は映像コーデックにMPEG-4 MVCを利用した独自形式で保存される。

 HDMI接続時の3D映像信号伝達にはフレームパッキング方式が採用されており、同方式に対応する3Dテレビならば、左右両眼での1920×1080ピクセル フルHD 3D映像を楽しめる。なおフレームパッキングに対応しない3Dテレビについてはサイドバイサイド方式での表示となる。HDR-TD10の3.5型タッチパネル液晶はパララックスバリア方式の裸眼3D対応となっているため、撮影した3D映像をその場で確認することもできる。

photophoto 2レンズで気軽に3D撮影を行える“Bloggie 3D”「MHS-FS3」

 「撮影後の楽しみ」については、写真および動画の投稿サイト「α cafe web」を2月にオープンするほか、PS3向けに2月中旬からAVCHD動画に対応した管理・鑑賞アプリ「Filmy」をPlayStationStoreより配信する。Filmyは無料の体験版とフル機能の有料版(500円)が用意される。

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