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小型ボディに28倍ズーム、機能充実の“ベストバリュー”iVIS「HF R21」

» 2011年01月19日 14時06分 公開
[ITmedia]
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 キヤノンは1月19日、デジタルビデオカメラ“iVIS”の新製品としてエントリークラスの「HF R21」を2月上旬より販売開始すると発表した。32Gバイトのメモリを搭載しており、価格はオープン。実売想定価格は6万円前後。

photophotophoto iVIS「HF R21」

 エントリークラスに位置づけられながらも、約270グラム(サイズは66×61×121ミリ、高さ×幅×奥行き)の小型軽量ボディに1920×1080ピクセルのフルハイビジョン動画撮影と動画撮影時35ミリ換算41.2〜824ミリの光学28倍ズームレンズを搭載した。なおレンズ前部にはフィルターネジがきられており、別売オプションのワイドコンバーター、テレコンバーターを装着できる。

 既存エントリークラス製品「HF R11」とは異なり、液晶はタッチパネルとなり、タッチした被写体に素早くピントを合わせる「タッチフォーカス」、動いている被写体に触れるだけでピントや露出を合わせ続ける「タッチ追尾」、メインに撮影したい人物を選択できる「顔セレクト」などの操作が可能となっている。タッチパネルを利用し、再生時には付属ペンで静止画はもちろん動画にも自由に書き込みができる「タッチデコレーション」が利用できる。

 内蔵メモリは32Gバイトだが、内蔵メモリの容量を使い切ると自動的に、メモリーカードスロットに装着したSDメモリーカードへの記録に切り替わる。メモリーカードスロットは2基設けられており、メディアチェンジ時にシーン欠落は発生するものの、64Gバイトカードを2枚装着しておけば、メディア交換なしに最長で61時間の記録を行える。本体メモリに保存されたハイビジョン動画をSD解像度へ変換してSDメモリーカードへ書き出す機能も備えている。

 撮像素子は1/4.85型 総画素数328万画素(動画撮影時有効画素は約207万画素)の「FULL HD CMOS」センサーで、デジタル一眼レフ「EOS」の技術を導入することで低照度撮影時に既存同社同クラス製品(HF R11)と比べてS/N比を55%改善し、広いダイナミックレンジを実現している。

 カメラが撮影時に状況を自動認識して最適な設定を施す「こだわりオート」には、HF R11の31シーンから、「テレマクロ」の7シーン(テレマクロ/明るい、テレマクロ/逆光、テレマクロ/青空、テレマクロ/青空逆光、テレマクロ/あざやか、テレマクロ/あざやか逆光、テレマクロ/暗い)が追加され、全38シーンとなっている。

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