なお、同社ブースではRGB LEDバックライトを搭載した27型ワイド液晶ディスプレイも参考出展していた。ColorEdge CG275Wと同じボディ、同じ液晶パネルでバックライトをCCFL(冷陰極管)からRGB LEDバックライトに変更したもので、製品化については未定だ。
参考出展の液晶ディスプレイはAdobe RGBカバー率98%の色域で、ColorEdge CG275Wの97%とほぼ同じだが、これは単に色域を広げるチューニングをしなかったためで、LEDバックライトの長寿命というメリットに注目したカラーマネジメントモデルの例とする。
例えば、CCFLバックライト搭載機では120カンデラ/平方メートルの輝度で1万2000時間ほど安定して使えるが、LEDバックライトならば、160カンデラ/平方メートルの輝度で2万時間以上の運用にも耐えられるとのこと。
そのため、印刷工場の明るい照明下で刷り上がった印刷物と画面を見比べる場合(こうした現場では、200カンデラ/平方メートル以上の輝度で画面を見たいというニーズもあるという)など、高輝度でのカラーマネジメント環境を求める業務用途に向くという。
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