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光学30倍「バリオ・ゾナーT*」レンズ搭載、サイバーショット「DSC-HX100V」

» 2011年02月07日 13時00分 公開
[ITmedia]
photo 「DSC-HX100V」

 ソニーは3月25日、コンパクトデジタルカメラ“サイバーショット”の新製品「DSC-HX100V」を4月8日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は5万円前後。

 デジタル一眼レフカメラ「α」シリーズの流れをくむデザインのボディに、「DSC-R1」(2005年9月発表)以来となる「バリオ・ゾナーT*」レンズを搭載した高画質追求モデル。

 レンズの焦点距離は35ミリ換算27〜810ミリ(30倍ズーム)で開放F値はF2.8-5.6。高倍率レンズながら、高速なリニアモーターと、深さ情報の分析によってピントのある方向を確認してからレンズを移動するAFアルゴリズムによって最速0.1秒という高速AFを実現している。

 一眼レフライクなボディという特性を生かしたインタフェースも用意する。鏡胴付け根のリングを操作することで、ズーム操作(AF/マニュアルズームモード)とフォーカス操作(マニュアルフォーカスモード)が行える。また、接眼部にはアイセンサーを搭載しており、EVF/背面液晶を自動的に切り替えることもできる。

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 撮像素子は有効1620万画素の裏面照射型CMOSセンサー“Exmor R”で、AVCHD形式での1080/60p(ビットレート28Mbps、独自フォーマット)での録画が可能となっている。動画撮影時には、前後フレームからの情報を元にノイズリダクションを行うほか、手ブレ補正についてもビデオカメラ“ハンディカム”シリーズと同様、回転方向へのブレ補正機構を搭載している。

 液晶は3型(92万画素)の上下可動式「TruBlack液晶」で、背面には動画撮影ボタンも用意する。GSPも搭載する。本体サイズは121.6(幅)×86.6(高さ)×93.1(奥行き)ミリ、約577グラム(バッテリーおよびメモリカード含む)。

 撮影機能としては独自の画像重ね合わせ技術により、さまざまな場面で最適な設定で写真が撮れる「プレミアムおまかせオート」を搭載しており、シーン識別数は静止画撮影時で33、動画撮影時にで44。カメラを振るだけでパノラマ写真を撮影できる「スイングパノラマ」や、3つの3D静止画撮影(3D静止画/3Dスイングパノラマ/3Dマルチアングル)などを備える。

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高感度CMOSセンサーで、フルハイビジョン動画撮影。撮ることへのこだわりを追求した、高倍率ズーム。価格は4万9800円(税込/予定)。


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