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» 2011年02月21日 11時30分 UPDATE

GPS付きの日常系デジカメ サイバーショット「DSC-TX100V」 (1/4)

サイバーショット伝統とも言える薄型スライドボディ「Tシリーズ」の新作が「DSC-TX100V」。オート撮影やタッチパネルの軽快さはそのままにGPSも搭載し、「日常系デジカメ」として魅力的な仕上がりだ。

[荻窪圭,ITmedia]
photo 薄型サイバーショットとして伝統的なスタイルを継続している「DSC-TX100V」。大きなレンズカバーを下におろすと撮影可能になる

 サイバーショット伝統ともいえる、薄型スライドモデル「Tシリーズ」の新作が「DSC-TX100V」。末尾に「V」とついているのは「GPS搭載」の印。屈曲光学系レンズをつかったスリムサイバーショットにもGPSの波が来たわけだ。

 2011年春は2010年からGPS搭載機を出してたソニー、パナソニック、カシオに加えて富士フイルム、キヤノン、ペンタックスもそれぞれ「FinePix F550EXR」「PowerShot SX230HS」「PENTAX Optio WG-1 GPS」で参入。今年は要注目である。

 もうひとつのポイントは、タッチパネルが感圧式から静電容量式(つまりiPhoneとかと同じ方式)になったこと。より機敏なレスポンスが期待できる。ディスプレイは液晶ではなく有機ELに。これも見やすくていい。

 基本撮影機能は2011年型サイバーショットということで、DSC-WX10(レビュー:明るい広角レンズが魅力的な万人向け7倍ズーム機 サイバーショット「DSC-WX10」)と基本的には同じ。タッチパネルになった分操作感は違うが、撮影機能系は同等だ。

屈曲光学採用の広角系4倍ズームは便利

photo 撮影時の側面。スリムな上に四方を斜めにカットしているのでよりコンパクトに見える。GPSアイコンも特徴のひとつ

 TX100Vの撮像素子は1/2.3型 1620万画素の裏面照射型CMOSセンサー“Ecmor R”。DSC-WX10やDSC-HX7Vなどと同じものだ。

 レンズは屈曲光学系を採用した、35ミリ換算25〜100ミリ相当の広角系4倍ズーム。F3.5-4.6とワイド端は明るくないが、テレ端でもあまり暗くならない。レンズによる歪曲もほどよく補正されており、日常を気軽に撮るにはほどよい構成だ。WX10では撮影最短距離にクセがあって難儀したけど、TX100はワイド端でレンズ前1センチ、テレ端では約50センチまで寄れる。

photophoto 先日開催されたCP+にてソニーブースを広角と望遠で。建物内なので位置情報はなし。広角端のレンズのゆがみはきれいに補正されている

 ISO感度はISO125から3200まで。裏面照射型CMOSセンサーの感度の良さをフルに使っているし、ソニー得意の連写&合成機能でノイズが少ない写真の生成が可能だ。

 ノイズを低減するための連写+合成には、ISO感度を抑えて画質を優先する「手持ち夜景」と、ISO感度を高めにして被写体ブレ軽減を優先する「人物ブレ軽減」があるが、プレミアムおまかせオートモードにしておくと、暗いところでは自動的に人物ブレ軽減が、夜景と判断されれば自動的に手持ち夜景が適用される。逆光だと判断されると自動的に露出を変えて3枚連写して合成するHDRがかかる。ユーザーは気にしなくていい。

photophoto 左が「プレミアムおまかせオート」、右がシーンモードの「美肌」でソニーブースステージ上の女性を撮影。ISO感度が高めなのでディテールは荒れているが、美肌モードにすると少し明るくなり顔の陰影が柔らかくなっているのがわかる
photo 上面から。電源スイッチ、シャッター、ズームレバー、再生ボタンがある。再生ボタンはタッチパネル上にも用意されている。ズームレバーは小さくてちょっと操作しづらい

 連写+合成だと動いている被写体の写りが気になるが、そこはカメラ側で処理してくれるが、合成する分、どうしてもディテールは曖昧になりやすいので、それを避ける場合は別のモードに切り替えるといい。さらには動画はフルHDに。スイングパノラマは高解像度対応になった。

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