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» 2011年02月24日 11時00分 UPDATE

タッチパネルで多機能を使いやすく キヤノン「IXY 31S」 (1/5)

キヤノンの2011年春コンデジメインモデルが「IXY 31S」。裏面照射型CMOSセンサーと「DiGiC 4」を組み合わせた「HS SYSTEM」と明るいレンズはそのままにタッチパネルを導入、多機能モデルながら使いやすさも兼ね備える。

[mi2_303,ITmedia]

 キヤノンの2011年コンパクトデジカメ春モデル「IXY 31S」は、ビビッドなカラーリングと個性的な質感で話題を呼んだ「IXY 30S」(レビュー)の後継となるモデルだ。

photophoto 「IXY 31S」(ゴールド)。「IXY 30S」と形状は似ているのだが、ツートーンカラーは採用されず、落ち着いた雰囲気
photophotophoto 正面から向かって右側面には、スピーカー穴がある(写真=左)、すっきりした背面。タッチパネル式の3.2型ワイド液晶と再生ボタンのみが用意される(写真=中)、正面から向かって左側面には、ストラップ穴と、各種インタフェースのカバーがある(写真=右)
photophotophoto 上部には撮影モード切り替えスイッチ、電源ボタン、ズームレバー、シャッターボタンが設けられている(写真=左)、バッテリーとSDメモリーカードは底部から出し入れする(写真=中)、白いケーブルがつながっている端子はUSB兼AVアウト端子。隣の大きめの端子はHDMI端子(写真=右)

 裏面照射型CMOSセンサーと画像処理エンジン「DiGiC 4」を組み合わせた、ノイズ低減/ダイナミックレンジ拡大システム「HS SYSTEM」は引き続き搭載されているが、画素数は有効1210万画素にアップしている(IXY 30Sは有効1000万画素)。最大の記録画像サイズは、アスペクト比4:3で4000×3000ピクセル。新たにマルチアスペクト対応となり、最近のテレビでおなじみの16:9(4000×2248ピクセル)やフィルムやデジタル一眼レフなどと同じ比率の3:2(4000×2664ピクセル)、スクエアフォーマットの1:1(2992×2992ピクセル)での記録も可能となっている。

 マルチアスペクトとはいっても、実際はトリミングとなるのでデメリットを感じるかもしれないが、デジタル一眼レフに慣れている人は、3:2で撮った方が構図の収まりが良く撮りやすいと感じる事もあるだろう。風景写真は上下に余計な物が写らない16:9の方が好ましい場合もある

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photophoto マルチアスペクトの比較。上段左上から4:3、16:9、3:2、1:1

 余談だが、ネットショップやオークションなどの商品撮影は、1:1のスクエアフォーマットで撮るとWebページでの収まりが良く、トリミングの手間も省けて楽だと言う話を聞いた事がある。マルチアスペクト使用時にも画像サイズL/M1/M2/Sを適用できるので、アスペクト比1:1、画像サイズM2(1200×1200ピクセル)、S(480×480ピクセル)で撮影すれば効率よく更新や出品にも使えるだろう。

 また、4:3以外のアスペクト比ではレンズの四隅を使わないので、絞り解放時のレンズ四隅の甘い描写も気にならないというメリットもある。写真のイメージを作るためのアスペクト比でもあるが、テレビで見る、プリントアウトする、ネットで利用するなど、撮った後の利用法も考えると、積極的に使って欲しいと思う機能のひとつだ。

 動画はフルハイビジョン(1920×1080ピクセル/24P)撮影が可能となった。約202万画素CCDを搭載した初代「IXY DIGITAL」の登場から11年、IXY 31Sはその200万画素が動画として撮影できるようになっと思うと感慨深い。動画撮影中でもズームやオートフォーカス働くが、動作はやや遅めだ(※初出時、動画撮影時のフレームレートについて誤りがありましたので該当カ所を訂正いたしました 2011年2月25日 15時追記)。

 レンズはワイド端の24ミリ相当(IXY 30Sは28ミリ相当)時でF2.0の明るさをもち、光学ズーム倍率は4.4倍(35ミリ換算24〜105ミリ相当 F2.0-5.8)。室内での撮影や集合写真、風景撮影などの幅広い用途に利用できるだろう。

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