さらに、初級者向けの配慮として「機能ガイド」を搭載した。これを「表示する」にしておくと、撮影モードを変更したときや、撮影機能/ライブビュー撮影/動画撮影/再生時のクイック設定など時に、機能や項目の簡単な説明文を液晶に表示することができる。
動画については、従来機と同じく最大で1980×1080ピクセルのフルHD録画をサポートする。動画撮影時のマニュアル露出やデジタルズーム、外部マイクの使用も可能だ。また動画の新機能として、1回の撮影で数秒(2/4/8秒)の短い動画を記録する「ビデオスナップ」を搭載する。動画をダラダラと記録することを避け、テンポのいいショートムービーを作成したいときに役立つだろう。
基本的な操作性については、これまでを踏襲する。電源を入れると、約0.1秒で素早く起動し、液晶モニタに各種の撮影情報が表示される。AFは9点の測距点から自動または手動で選択ができ、(ファインダー撮影時の)AFスピードは快適なレベル。画像の書き込みについては、JPEG記録であればストレスのいない速度といっていい。
トータルとしては、液晶をバリアングル化した上で、各種のオート撮影機能の強化したことで、これまで以上の自由度と手軽さを実現したといっていい。弱点は、ライブビューおよび動画撮影の際のAFスピードだ。その点さえ我慢できるなら、トータルバランスに優れたカメラとして幅広いユーザーにおすすめできる。
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