冒頭で光を多く取り込める明るいレンズと書きましたが、晴天の下での撮影は明るすぎて真っ白に写ってしまうことがあります。D3100では、シャッタースピード1/4000秒を超えるような明るさの場合、背面液晶は「被写体が明るすぎます」という警告メッセージが表示されます。
このメッセージが表示された場合、NDフィルターという減光するためのフィルターアクセサリーを使用します。今回は3段分の減光をするフィルターを使用しました。減光する量に応じてフィルターが何種類もありますが、今回のような、明るすぎる場合の応急処置として使用する場合は、出来るだけ大きく減光できるフィルターを購入することをおすすめします。
今回使用した「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」ですが、この50ミリという焦点距離は焦点距離はいわゆる35ミリフルサイズセンサー搭載機に取り付けた場合の数値で、D3100のようなAPS-Cサイズセンサーを搭載したカメラに取り付けると、35ミリ換算約75ミリ相当となります。この焦点距離はポートレート撮影に最適な焦点距離と言われています。標準レンズでは撮れない、大きなボケの写真にぜひチャレンジしてみて下さい。その際には、レンズのほかに、晴天の場合に備えてNDフィルターの購入もお勧めします。
レンズフードは、レンズに直接、光が差し込まないようにする役割を持ちます。また、レンズの前面を不意な衝突から守ってくれる場合もあります(あくまでコスった程度の衝撃の場合のみで、過度の期待は禁物です)。
レンズフードなしで、光が直接、レンズに入るように撮影したサンプルがこちら。
場合によっては、このフレアやゴーストが写真らしい効果を生む場合もありますが、日中の撮影では、基本的にレンズフードを付けて撮影することをおすすめします。また、ファインダーをのぞいて白っぽく見えたりする場合は、レンズフードの先に軽く手を添えて光が入らないようにしたり、紙やノートなどで遮光しましょう。最近の高級レンズでは、この様な反射が起きないような工夫がされているものもあります。
モデル:ようか( http://ameblo.jp/youka999/ )
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