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Adobe、「Creative Suite 5.5」発表 メジャーアップデートを2年間隔に変更

» 2011年04月11日 15時11分 公開
[ITmedia]
photo Master Collection

 アドビシステムズは4月11日、クリエイティブ関連ソフトウェアの最新版「Adobe Creative Suite 5.5」を5月20日に発売すると発表した。スマートフォン/タブレット端末向けコンテンツ制作機能を強化し、HTML5のオーサリングや、Photoshopのタブレット端末対応などが図られている。

 同社のクリエイティブ製品はこれまで18カ月ごとにメジャーアップデートを繰り返してきたが、「間隔が早過ぎるという声と、最新機能を使いたいという両方の声があった」という。このため、今後はメジャーアップデートを24カ月間隔とする一方、市場のトレンドとニーズに合わせた中間アップデートを併用する形にしていく。

 Web制作ソフト「Dreamweaver CS5.5」はjQueryに対応、HTML5とCSS3によるWeb制作ワークフローをサポート。jQuery Mobileにも対応し、スマートフォン/タブレット端末に向いたWebサイトを効率的に制作できる。

 Photoshopは無償の「5.1」アップデータの配布となるが、タブレットをPhotoshopの外部コントローラとして利用可能になるアプリを開発できるSDKを配布する。同社はiPad向けにアプリ3つを開発。iPad上で色を混ぜるなどして作り、Photoshopに戻すアプリ「Clolor Lava」などをApp Storeで公開する。

 アドビストア価格は、“全部入り”のMaster Collectionが39万7950円など。アップグレード価格はCS5、CS4、CS3のどれからアップグレードするかで異なる。詳細は同社サイトを参照。

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