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» 2011年04月18日 10時37分 UPDATE

圧巻の情報量、ラフに使って楽しいパナソニック「DMC-FT3」 (1/3)

Lumixシリーズのタフネスモデル最新作「DMC-FT3」はフルHD動画対応をしたほか、GPSとコンパスも搭載、ラフに使って楽しい「ガジェットカメラ」に進化した。

[荻窪圭,ITmedia]

 パナソニックがはじめてコンパクトデジカメ“LUMIX”シリーズとして、防水防じんのタフネスデジカメを投入したのが2009年の「DMC-FT1」。あれから2年。アウトドア用としてずいぶん面白いカメラに仕上がってきたなあと思う。

 今回紹介する「DMC-FT3」である。

 基本デザインは従来モデルを継承しているが、大きな違いはフルHD対応とGPSや各種センサーの搭載。タフネスカメラからアウトドアギアっぽいテイストに進化してきた。

photo 「DMC-FT3」 金属のちょっとしたケースって感じのボディ。前モデル「DMC-FT2」よりちょっとグリップ部に凹凸がついたのと、上面のGPSが特徴

ハイスピードCCDでフルHD対応に

 FTシリーズは屈曲光学系レンズを搭載し、防水・防塵・耐衝撃に力をいれたタフネス系デジカメ。四角くてややゴツい頑丈そうなボディなのだが、カラバリが豊富で、ジュラルミンケースっぽい雰囲気が面白い。防水・防じんに加えて、マイナス10度の環境でも動作する耐低温性能、2メートルの落下に耐える耐衝撃性能を備えている。

 FT3になって変わったのは撮像素子が「ハイスピードCCD」なるものに進化したこと。CCDはCMOSセンサーよりデータの読み出し速度が遅いので、フルHD動画には向かなかった(現に、フルHDをうたうコンデジはすべてCMOSセンサーを搭載している)。FT3があえて「ハイスピードCCD」とうたうのは、読み出し速度を2倍に高速化したことで、CCDだけどフルHD動画を撮れますよ、といいたいからだ(パナソニックによるハイスピードCCDの説明)。フルHD動画はAVCHDで記録される。

photo 正面から。レンズは屈曲光学系でLEICA DC VARIO-ELMARの名がついている
photo 上面にはGPS。.そして電源、シャッター、動画ボタン。衛星マークのアイコン横のインジケータは測位時に点灯する

 そのCCDは1/2.3型で1210万画素。レンズは35ミリ換算28〜128ミリ相当の4.6倍ズーム。超解像ズームをオンにするとさらに1.3倍伸びる(166ミリ相当まで)。明るさはF3.3-5.9。まあちょっと暗めなのは屈曲光学系なので仕方がないところだ。最短撮影距離はワイド端で5センチ、テレ端で30センチ。まあまあ寄れるし、LEDライトを補助光として使える。ISO感度はISO100〜1600(フル画素記録時)。

 撮影モードはMODEボタンを押して切り替える。画面上にあらわれるアイコンは8つ。シーン自動認識オートのおまかせiA、通常のプログラムオート、位置をずらして2回撮影した3D画像を作る3D、シーンモード、スポーツモード、残り3つは雪、ビーチ&シュノーケリング、水中とFT3らしいものが用意されている。シーンモードに入らなくてもすぐ切り替えられるのはいい。

photo 撮影時の背面。ズーミングはWとTのボタンで。モードボタンとMENUボタンとQ.MENUボタンをうまく使い分けるといい
photophoto モードボタンを押すと撮影モード選択(写真=左)、センターキーのMENUボタンを押すと、撮影・動画・GPS/センサー、セットアップのアイコンが出る。これは大きくて分かりやすい(写真=右)

 操作系はけっこう工夫されていて使いやすい。MENUを押すと撮影・動画・GPS/センサー・セットアップの4つのアイコンから目的のモノにすぐアクセスできるし、撮影時にQ.MENUを押すと撮影設定をすぐ変更できる。GPS機能に簡単にアクセスできるのはよい点だ。

photophoto Q.MENUを押すと上にメニューバーが表示され、各種設定をさっと変更できる(写真=左)、GPS設定では表示される地名の変更や設定、2ページ目には圧力センサーや方位コンパスの設定がある(写真=右)
photophoto 防水のためしっかりロックがかかる側面のカバー(写真=左)、背面の操作系は少し間隔を離してボタンが並ぶ。それでもグローブをしていると目的のボタンを押すのが難しくはある(写真=右)
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