試用していて気になったのは、撮影モード切り替え(モードダイヤル回転)時や再生ボタンを押した際のレスポンス。待たされるというほどの感じではないが、機敏とは言えない。これはDSC-HX9Vの試用時にも感じたことなので、今春の1080p対応モデルに共通した操作感なのかもしれない。
とはいえ、コンパクトデジカメと呼ぶにはボディがやや大柄であることを除けば、30倍ズームレンズに裏面照射型CMOSセンサー、電子ダイヤルによって素早く設定できるマニュアル撮影機能、1080pまで撮影できる動画撮影機能と非常に充実した機能を備えており、これ1台あればかなりの撮影領域をカバーできる。最近はやりのデジタルフィルターは備えていないが、それはサイバーショットとしての個性だととらえた方がいい。
オート撮影モード(おまかせオート/プレミアムおまかせオート)と、一部のシーンモードを除けばマニュアルでのフォーカシングも可能(美肌/背景ぼかし/ソフトスナップ/人物ブレ軽減/夜景&人物)なので、夜景撮影時のピンぼけ率が減ったことも個人的にはうれしいポイント。気軽にオートでも、時にはマニュアルでも、さまざまな写真撮影の楽しみに応えてくれる1台だ。
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高感度CMOSセンサーで、フルハイビジョン動画撮影。撮ることへのこだわりを追求した、高倍率ズーム。価格は4万9800円(税込/4月20日現在)。
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