いわゆるネオ一眼タイプの製品ではコロっと丸いデザインを採用するものが多いが、P500はエッジや面処理でゴツゴツした男性的なイメージを醸し出しており、硬質な、いわゆるニコンっぽさを漂わせる。グリップのサイズやホールディングも良好で使いやすい。
気になる点を挙げるとすると、イメージセンサーシフト方式の手ブレ補正だ。手ブレ補正自体はしっかり働き、810ミリ相当とは思えないピタッと止まった写真を撮影できるのだが、手ブレ補正が機能する前段階や、動画撮影時の補正しきれないブレが残念に思える。
超広角から、肉眼では見えなかったようなものまで撮影出来る超望遠撮影が出来るのは便利で、この重さ(約494グラム。バッテリー、メモリーカード含む)なら旅行に持って行きたいと感じた1台だ。また、超望遠でも絵が破綻せず、しっかりとディテールを残した写真的な写りになっている点も評価したい。
初心者にも安心なオートモードもあり、「これを撮りたい」という明確な意図無くとも、P500だから撮れる新しい世界がある。写真を楽しみたいと思っている人はチェックしてみてはいかがだろうか。
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