F1.4という明るいレンズは各社から用意されており、なおかつ、それぞれの特色が出た面白いレンズが多いように思います。例えば「85mm F1.4」(キヤノンは「85mm F1.2」ですが)は古くからありますが、モデルチェンジを経て高画質化が図られるメーカーの単焦点レンズの顔としての役割を担っています。広角側のレンズでも、24ミリや35ミリなどにF1.4というレンズがあります。
これらのレンズは、明るいレンズのための光学設計そして高画質を実現していますが、値段が数10万円もする高級レンズとなります。その点「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」はF1.4という明るさながら、比較的購入しやすい価格であるところが魅力です。APS-Cサイズのセンサーを搭載したカメラに装着すると35ミリ換算で約75ミリとなり、ポートレートレンズの定番と呼ばれる85ミリより少し近づいた距離で、ほどよい距離感で被写体と会話しながら撮影できる新世代のポートレートレンズであるとも言えます。
ペンタックスには、85ミリに近い35ミリ換算84ミリ相当となる「DA★55mmF1.4 SDM」という高画質レンズがありますので、用途に合わせてレンズを選びたいところです。
ここからは「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」をポートレート撮影に用いた例を紹介します。
ボケを作るためには、被写体と背景の距離をあける必要があります。背景とボケの関係についてはこちら(デジイチ初心者応援:単焦点レンズでプロのようなボケ味を手に入れる)の記事をご覧ください。
背景との距離を大きく取れれば、上記のような柔らかいボケのある写真を撮影することができます。友達や家族の写真をこの様にして撮影すると喜ばれますので、試してみてください。
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