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» 2011年06月23日 19時36分 UPDATE

「ミラーレスかどうか」は関係ない――PENTAX Qの目指す道 (1/2)

「レンズ交換式デジタルカメラで世界最小最軽量」という驚異的なスモールサイズを実現したペンタックス「PENTAX Q」。新製品発表会ではPENTAX Qの指向性についても言及された。

[ITmedia]

 ペンタックスより発表された、「レンズ交換式デジタルカメラで世界最小最軽量」という「PENTAX Q」(手のひらに収まる、世界最小最軽量デジカメ 「PENTAX Q」 )。新製品の発表会では仕様とともに、PENTAX Qの指向性についても言及された。

photophoto 「PENTAX Q」

 約98(幅)×57.5(高さ)×31(奥行き)ミリ、200グラム(バッテリー、SDメモリーカード含む)というサイズを実現したPENTAX Qの小型軽量化については、「1/2.3型センサーの採用」「センサーサイズに合わせて開発された新マウントシステム」「光学ファインダーやミラーを必要としない本体構造」の3要素が大きく寄与している。

photophoto 名刺入れとのサイズ比較

 QマウントとKマウントと比較すると、マウント口径(本体内側)は約2/3(Qマウントは約29ミリ、Kマウントは約45ミリ)、フランジバック(マウント部から撮像素子面までの距離)は約1/5(Qマウントは約9.2ミリ、Kマウントは約45.5ミリ)だ。搭載する1/2.3型 有効1240万画素の裏面照射型CMOSセンサーはソニー製で、これに解像性能重視の光学設計で設計されたレンズ、新開発の画像処理エンジンを組み合わせることで、「デジタル一眼レフに迫る高画質を実現」(同社)を実現したという。

photophoto 搭載される1/2.3型 裏面照射型CMOSセンサー(写真=左)、K-rの約半分の大きさという主基板(写真=右)
photophoto マグネシウム合金製のボディ外装(写真=左)、レンズシャッター(写真=右)

 この高画質については、周辺部を含めた解像性能比較や高感度撮影時(ISO6400)での輝度/カラーノイズ抑制効果について例示しながらの説明が行われ、いわゆる高級コンパクトデジカメやレンズ交換式デジカメに勝る画質を実現したことが力説された。

photophotophoto

 Qマウントレンズはまずは5種類が発表されたが、キャラクターの異なる2ラインが用意されるのも興味深い。キットレンズの「01 STANDARD PRIME」「02 STANDARD ZOOM」は「高性能シリーズ」、別売の「PENTAX-03 FISH-EYE」「PENTAX-04 TOY LENS WIDE」「PENTAX-05 TOY LENS TELEPHOTO」は「ユニークレンズ」と称される。

 ユニークレンズは「レンズを変えると写真が変わる」をより多くのユーザーへ実感してもらうために企画されており、AFはなくF値は固定、レンズシャッターも搭載しないなど「高性能レンズ」シリーズに比べて内容の差別化が図られているが、6000円前後(実売想定価格)からという低価格を実現している。なお、今回発表されたレンズ群に望遠やマクロは含まれていないが、望遠レンズは既に計画されており、「高性能シリーズ」のレンズとして投入される見込みだ。

photophoto Qマウントレンズは2ラインで展開される(写真=左)、システム図の左下に「高性能望遠レンズ」の文字が見える

 展示機を見る限り、メニュー構成などのユーザーインタフェースはKシリーズを踏襲したものとなるようだが、デジカメらしさのひとつといえるエフェクト機能はさらに充実しており、Kシリーズも備えるカスタムイメージは11種類、デジタルフィルターは全19種類となり、新たに「スマートエフェクト」(9種類)が搭載された。スマートエフェクトはボディ前面のクイックダイヤルから素早く適用できる。

 センサーサイズの小ささに起因する、ボケ量の少なさを補える撮影モード「ボケコントロール」はモードダイヤルに含まれている。絞り値の調整と画像処理を組み合わせてボケを得る仕組みで、被写体との距離やピント位置をカメラが自動的に判別するため、撮影モードを変更するだけで、主被写体がボケによって強調された写真を手軽に撮影できる。

photophoto 撮影時画面(写真=左)、メニュー画面(写真=右)
photophoto 「スマートエフェクト」は前面のクイックダイヤルから素早く適用可能。もちろん背面の液晶で効果はリアルタイムに確認できる
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