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第141回 野球とシャッターチャンスの関係今日から始めるデジカメ撮影術(3/3 ページ)

» 2011年06月24日 08時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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外野の裏とかバックネット裏とか

 最後はいろんな位置から狙ってみる。

 まずはバックネット裏。ピッチャーとバッターと審判がはいる位置で、バッターを狙ってみた。やはりピッチャーとバッターの両方が入る構図は野球っぽくて面白い。バックネットが気になるが、それはしょうがないということで。

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 さらに角度を変え、思い切り低い位置――キャッチャー的な高さからピッチャーをとらえてみた。バッターとキャッチャーの間を縦位置で構えたカメラで狙う感じ。

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 こうするとピッチャー単体で撮るより臨場感が出る。

 最後は外野から。今回は外野にフェンスがない河川敷の野球場だったので、センターの後ろに陣取ると、障害物なく撮れるた。そのかわり、バッターとは100メートル近く離れることになるので、かなりの望遠レンズと三脚が必要になる。今回使ったのは500ミリのレンズ。

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 これがなかなかテレビ的視点で面白い。ピッチャーとバッターの両方にピントを合わせるのは難しいので、絞りを開放にしてどちらかに狙いを絞る方がいい。

photophoto 左はピッチャーメイン、右はバッターメインで

 どちらもシャッタースピードは1/1000秒だ。難点はセンターのポジション。バッターが左打ちか右打ちかで守備位置は変わるので、油断してるとこんなことになる。

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 そんなときはすみやかに撮影アングルを変えるべし。ちなみに1/4000秒に上げて撮ったカットもどうぞ。

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 総じて、よく晴れてたら、ISO感度をオートにし、1/1000〜1/2000秒あたりでシャッタースピード優先で撮るのがいい感じ。動きをピタッと止めたいときは1/4000秒に挑戦してみるのもおすすめだ。「70-200mm F2.8」クラスのレンズがあれば1/4000秒くらい十分いける。

 最後に得点シーンを。

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 スライディングでホームイン!なら派手な写真が撮れたんだけど、ちょっと地味な感じになってしまった。

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