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日常を常に記録する、カジュアルなタフネスデジカメ「RICOH PX」(1/3 ページ)

» 2011年07月08日 10時06分 公開
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 リコー「RICOH PX」はシンプルなフラットボディに、屈曲式の光学5倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジカメ。一見、何の変哲もない製品に見えるが、防水・防じん・耐衝撃を兼ね備え、場所を選ばず利用できる実用的なモデルである点も注目だ。

photo 「RICOH PX」 フラットな形状をしているため、汚れを拭く作業などのメンテナンスも容易だ
photo 正面には「リコーズームレンズ 5-25mm F3.9-5.4」の表記が見える

 レンズが伸び縮みする沈胴式と異なり、屈曲式は利用時にレンズが飛び出さないため、小さな子どもが不用意にレンズを触って壊してしまうような可能性も低い。また、水深3メートルで60分の利用に耐える防水性能と砂ぼこりに対する防じん性能(JIS・IEC保護等級IP68相当)、1.5メートルの高さからの落下に耐える対衝撃性も有しており、日常生活の中ならば、ほぼ破損の心配がないといえる。

 このレンズは35ミリ換算28〜140ミリの光学5倍ズームレンズで、超解像技術を応用して画質劣化を抑えるズーム機能「SRデジタルズーム」を併用すれば最大280ミリ相当、デジタルズームまで併用すれば最大1344ミリ相当までの超望遠撮影が行える。

photo 左に表示されているバーがズームの範囲を表している。白い領域が光学ズーム、緑の領域がSRズーム、黄色の部分がデジタルズーム
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photophoto 上段左から、広角端(約28ミリ相当)、光学式ズームの望遠端(約140ミリ相当)、SRデジタルズームの望遠端(約280ミリ相当)、SRデジタルズーム&デジタルズーム(約1344ミリ相当)
photophoto 超解像ON(写真=左)、OFF(写真=右)

 レンズが飛び出さないというメリットを撮影時に生かすこともできる。例えば展望台から外を撮る場合、どうしても写り込みが気になるところだが、窓ガラスにPXをピタッと付けて撮影すれば、写り込みを気にすることなく撮影できる。特に夜景撮影時には、写り込みとブレの抑制につながるので、活用したい使い方だ。

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