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» 2011年07月14日 11時55分 UPDATE

オンラインフォトストレージ探訪:デジカメ画像をフル活用できる、多機能ぶりが魅力 「my Picturetown」

ニコンのオンラインフォトストレージ「my Picturetown」はiPhone、Android対応のほか、薄型テレビとの連携機能も用意されるなど、一般ユーザーにも便利な、デジカメ画像を活用できる多種多彩な機能を備えている。

[小山安博,ITmedia]

 ニコンが運営する「my Picturetown」は、ニコン製デジタルカメラを持っているユーザーだけでなく、一般ユーザーにも便利な、さまざまな画像を活用する機能を搭載したオンラインフォトストレージサービスだ。

photo 「my Picturetown」のトップページ ログインした状態ではアップロードした画像の一部がランダムでトップ画面に表示される

 無償で合計2Gバイトまでの画像をアップロードできるストレージ機能のほか、家族などとの画像共有機能、Webサイト上で写真と音楽、メッセージを組み合わせて作れる「フォトムービー」の作成/共有機能、Facebookやフォト蔵への画像転送、オンラインプリントなど非常に多くの機能を備えている。

容量は無料で2Gバイト 最大200GバイトまでOK

 会員登録を行うことで画像データを2Gバイトまでアップロードできるが、有料会員(ゴールドアカウント)となることでストレージ容量をプラスできる。ゴールドアカウントの料金は月額350円〜3500円まで10段階が選択でき、月額350円で20Gバイト、同3500円では200Gバイトまでのストレージ容量を利用できる。

 アップロードについては、Webサイトからの直接アップロード、画像管理ソフト「ViewNX」からのアップロードのほか、Adobe AIRランタイムを採用したアップロードツールも用意されており、これを使えば、ドラッグ&ドロップで簡単に画像をアップロードできる。無線LAN内蔵メモリカード「Eye-Fi」でのアップロード先に指定できるほか、「COOLPIX S610c」のようなネットワーク対応デジカメからのワイヤレスアップロードにも対応している。

 オンラインフォトストレージとしては珍しく、RAW画像の保存・再生に対応しているのも特徴で、ニコンのカメラで使われているNEF/NRW形式の画像フォーマットをそのままアップロード、表示、そしてダウンロードが可能となっている。他社のRAW画像はアップロードできないようだが、ニコンユーザーには特にありがたいところだろう。

photophoto Adobe AIRランタイムのアップロードツール(写真=左)、ニコンのRAW画像もそのままアップロード、表示できる(写真=右)

 アップロードした画像はアルバム単位でまとめて表示できるほか、撮影日別にグラフィカルなカレンダー表示で検索できる。画像に記録された位置情報を使って地図上に表示できるほか、サイトのホーム画面に1年前頃に撮影された画像を自動表示する「去年のいまごろ」も面白い機能だ。

photo マップビューを使っての表示

 Facebookやフォト蔵、ニコンオンラインギャラリーに画像転送することも可能で、いちいちアップロードし直さなくても、画像を使ったコミュニケーションを行える。オンラインプリントサービスの「Digipri」に転送して画像のプリントサービスを利用することも可能だ。

スマートフォンやテレビもサポート

 通常の携帯電話での画像閲覧、共有されたアルバムの画像閲覧もできる。スマートフォン向けでも、iPhoneとAndroid向けのアプリがリリースされており、写真のアップロードや閲覧、共有、ダウンロード機能を搭載しており、スマートフォンで撮影した画像も快適に管理できるようになっている。スマートフォンアプリからは会員登録も行える。

 閲覧という意味では、液晶テレビ「AQUOS」や「Wooo」での表示に対応した「my Picturetown on TV」も用意されており、リビングの大画面テレビをフォトフレームのように利用することができるのも便利な点だ。

 共有アルバムでは、スライドショー表示に加えて「フォトムービー」での再生もサポート。無料のアカウントでは3種類、有料アカウントだと7種類用意されている「スタイル」を選ぶと、テーマに沿った画面遷移、メッセージの表示といった効果が自動で選択される。表示したい写真を選び、タイムラインに沿って画像を並び替えたり、メッセージを入力したりして、最後に音楽を選べばいい。簡単な操作で、音楽とメッセージとともに画像が再生されるムービーが作成できる。

photo フォトムービーの作成画面

 面白いのは、大手レコード会社の楽曲をフォトムービーに挿入できる有料サービス「うたフォト」をサポートしている点。邦楽、洋楽2万曲の中から、1曲100〜200円で購入してムービーに挿入できる。作成したフォトムービーは、my Picturetownユーザー同士ならメールを使って共有できる。

3Dフォトフレームで3Dを楽しむ

 もう1つ面白いのが、3D変換機能を備えた「my Picturetown 3D」だ。3D表示可能なデジタルフォトフレーム「NF-300i」とセットになったサービスで、NF-300iをレンタルすると月間3枚までは固定料金で画像の3D変換ができる。NF-300iは1台あたり年契約で1万9950円、月契約で1995円のレンタル料金が発生する。

 my Picturetownに保存した画像を、そのまま3D変換し、それを裸眼立体視に対応したNF-300iで3D表示できる、というサービスで、画像を手軽に3D変換、表示して楽しめるという新しいサービスだ。また、静止画だけでなく、YouTubeにアップロードされた3D動画を表示することも可能になっている。

 my Picturetownは、基本的なフォトストレージとしてのサービスを充実させたうえで、さらにフォトムービーやスマートフォン/テレビへの対応、3Dの活用など、積極的にサービスが拡充されている。ニコンユーザーだけでなく、一般ユーザーにとっても活用しがいのあるサービスに仕上がっている。


名称 my Picturetown
価格 無料/月額350〜3,500円
容量 2Gバイト(無料)/20〜200Gバイト
対応フォーマット 静止画:JPEG/TIFF/NEF/NRW、動画:MOV/AVI/WAV
公開範囲設定 my Picturetown会員/URLを知っているユーザー
専用アプリケーション Adobe AIRアプリ/iPhone用/Android用
携帯/スマートフォン対応 閲覧/スマートフォンでのアップロード/閲覧対応

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