「OLYMPUS PEN Lite E-PL3」(以下「E-PL3」)は、オリンパスイメージングが今秋に販売開始を予定しているマイクロフォーサーズ準拠のデジタルカメラ。同社PENシリーズは先日発表されたよう大幅な刷新を図っており、E-PL3なメインストリーム向けを担うモデルと位置づけられている(→オリンパス、デジタル一眼「PEN」シリーズを拡張 より幅広い層へアピール)。今秋の販売開始を控えたE-PL3をお借りしたので、写真で紹介する。
E-PL3は名前の通り「E-PL2」(レビュー)の後継となるモデルだが、E-PL2がフィルムカメラを連想させるクラシカルな外観となっていたのに対し、E-PL3ではそうした“カメラらしさ”を保ちながら、よりモダンな方向へと進化している。
グリップが省かれたことについては賛美両論ありそうだが、グリップがない分だけ前面のフラットなラインと薄いボディデザインは強調されている。ボディにはヘアライン仕上げが施されており、実際に手にすると、高い凝縮感を感じさせるデザインといえる。
ボディサイズは109.5(幅)×63.7(高さ)×37.3(奥行き)ミリ、約265グラム(本体のみ)。E-PL2(115.4×72.7×42ミリ/約317グラム)に比べると大幅な小型軽量化が進められており、三方のサイズだけを見ればコンパクトデジカメ「XZ-1」(110.6×64.8×42.3ミリ)に近い。
ボディの小型化を進めながらも、PENシリーズとしては初めてバリアングル液晶を搭載したことも大きなトピックだ。可動のギミックとしてはソニー「NEX-5」に近く、上方向80度、下方向45度に可動する。液晶は3型(アスペクト比16:9 46万画素)の“ハイパークリスタル液晶”となっており、輝度と色温度はそれぞれ±7段階の調整が行える。
液晶のバリアングル化に伴い、背面ボタン類のレイアウトはE-PL2から大きく変更されている。E-PL2では液晶とコントロールダイヤルの間に縦に並んでいた「再生」や「ゴミ箱」など4つのボタンは、上部へ移動した。なおストロボはE-PL2の内蔵式から、別付け式がパッケージへ同梱されるタイプに変更された。
実写作例を含めた詳細なレビューについては後日掲載する。
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