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スタンダードなスマホとしては十二分に使える――「INFOBAR A01」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)

» 2011年08月09日 21時37分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
photo INFOBAR A01のCHOCOMINT。デザインについては今さら言うまでもなく、つい手にしたくなる。でも物理キーをつけるなら、ホームキーを押してスリープから復帰するようにしてほしかった。

 2011年春〜夏に大量に登場したスマートフォン群で、一番注目を浴びたのは、「INFOBAR A01」だと思うのである。スマートフォンはデザインに凝る余地が少ないと思われてたから、コンパクトで、なおかつ遠くから見ても「あ、INFOBARだ」と分かるボディを作り上げてきたのは素晴らしい。

 好みはあるだろうが、これは世界進出してほしいくらいのデキだ。で、せっかくなのでここでも取り上げるのである。INFOBAR A01のカメラ機能を。

 INFOBAR A01が搭載するのは800万画素のCMOSセンサー。作っているのはシャープ。auのラインアップでいうとINFOBAR A01の3〜4カ月ほど前に店頭に並び始めた「IS05」と同じカメラと思ってよく、撮り比べたところ、基本性能は同等とみて差し支えない写りだった。シャープ的にはスタンダードモデルレベルのカメラである。

photophoto カメラは31ミリ相当でF2.4。カメラのスペック類が一切刻印されてないのがiidaらしさ。するっとレンズだけが付いてるのがいい(写真=左)。左から、INFOBAR A01、iPhone 4、IS05と並べてみた。BARというくらいだから、もうちょっと細くて握りやすくてもよかったかなと思う(写真=右)

シャープならではのTapFlow UIを採用

 INFOBAR A01のウリは縦スクロールホーム画面であるが、デフォルトではカメラのショートカットがトップページにある。サイドにカメラキーが用意されてないのでカメラの起動はここから。

 ホーム画面は実にINFOBAR A01らしい整然と並んだパネルだが、カメラ機能を立ち上げると、シャープならではのTapFlow UIが現れる。カメラ画面のデザインもIS05やAQUOS PHONEなど他のシャープ製端末と同じで、下部中央にシャッターキー、左下にメニュー、右下の直前に撮った写真のサムネイルという構成。INFOBAR A01っぽいUI(ユーザーインタフェース)ならもっとよかったのにと思わないでもないが、まあしょうがないところか。

photophotophoto カメラモードの画面。他のシャープ製スマートフォンのカメラと同じで、左下にメニュー、中央にシャッター、右に直前写真のサムネイル(ここをタップすると再生になる)が並んでいる(写真=左)。TapFlow UIの特徴は、よく使う機能は大きく、そうじゃないものは小さくくっつくようになり、どんどん変化するのが面白い。実際に使う撮影機能ってだんだん決まってくるから、使ってみるとやたら便利なのだ。深い階層にあるマイナーな設定機能でも、1度使えばこうしてすぐアクセスできるのだから(写真=中、右)
photophoto 写真で分かりやすく見せてくれるシーン設定(写真=左)。TapFlow UIに現れない機能はリスト式の「All Menu」から確認できる(写真=右)

 撮影モードはAQUOS PHONE(シャープの2011年夏モデル)と同じで、カメラ、おまかせオートカメラ、連写カメラ、ビデオカメラ、魚眼カメラ、ミニチュアライズカメラ、自分撮りカメラ。

 自分撮りカメラは、顔検出を利用し、枠内に顔が入ると自動的に撮影してくれる機能。だから、カメラを自分に向け、角度をあれこれ動かしてちょうどいい位置にくると自動的に撮ってくれる。

photophoto 撮影モードは7つ(現在のモードは表示されない)(写真=左)。指を上か下になぞれば露出補正になる。ただ指で隠れて設定値が分かりにくいのは残念(写真=右)
photo 横位置時。横位置だとシャッターボタンが中央に来るので、ちょいと遠くて持ち方を工夫しないと押しにくい

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