GfK Japan調べによる、デジタルカメラ販売ランキングをまとめた。
デジタル一眼のランキングでは、先週に首位だったパナソニック「DMC-GF3」(レビュー)が4位に後退、かわってDMC-GF3の前モデルである「DMC-GF2」(レビュー)がランク外から首位にたった。モデルチェンジ時期に価格の下がった前モデルが人気を博すことは珍しいことではないが、それにしても急激な変動である。
Amazon.co.jpにて価格を調べてみると、パンケーキと標準ズームレンズのセットで約4万円、パンケーキレンズキットのレッドは3万円前半の値付けがされている(9月5日午前時点)。GF2からGF3への進化点としてはボディの小型化や利用者の好みを反映できるオート撮影モード「iA+」の新設、高感度撮影時の画質向上などを挙げられるが、撮像素子はいずれも1210万画素 LiveMOSセンサーで、フルハイビジョン動画撮影機能も搭載している。いずれにしても機能的な差はあまり多くない。
「とにかく小さく・軽く」というならばDMC-GF3を選択することになるが、サイズを許容できるならばDMC-GF2も有力な選択肢になる。ただ、こちらのレビューにてレビュワーの荻窪氏が述べているよう、同じGFシリーズの2製品ながらその位置づけは微妙に異なっている。
GF2は操作性や拡張性といった部分を残した小型ミラーレス機という位置づけだったが、GF3は「コンパクトで気軽に使えて、なおかつレンズ交換ができるコンデジで、コンデジよりはるかに高画質で撮れる楽しいカメラだと理解した方がいい」(レビューより一部抜粋)製品であり、ある種の割り切りがないと不満を覚えることになるかもしれない。
こうした判断が必要になること自体、ミラーレスカメラの製品種類が増え、選ぶ楽しみが増したということでもある。今秋はDMC-GF3以外も、ソニー「NEX-5N」、オリンパス「E-PL3」、「E-PM1」、ペンタックス「PENTAX Q」と小型ミラーレス新製品がめじろ押しだけに、価格だけではなく、製品のキャラクターまでも考慮した製品選びをしたいところだ。
順位 | 前回順位 | メーカー | 製品名 |
---|---|---|---|
1位 | 13 | パナソニック | DMC-GF2 ダブルレンズキット |
2位 | 4 | ニコン | D3100 200mmダブルズームキット |
3位 | 2 | キヤノン | EOS KISS X5 ダブルズームキット |
4位 | 1 | パナソニック | DMC-GF3 ダブルレンズキット |
5位 | 8 | ソニー | NEX-5D |
6位 | 3 | ソニー | NEX-C3D |
7位 | 5 | キヤノン | EOS KISS X4 ダブルズームキット |
8位 | 6 | オリンパス | E-PL2 ダブルズームキット |
9位 | 9 | ニコン | D5100 ダブルズームキット |
10位 | 7 | ニコン | D3100 レンズキット |
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